手話で人間と話ができる天才ゴリラ「ココ」と暮らした、「フランシーヌ・パターソン博士」。
- フランシーヌ・パターソン博士は今どうしているのか?
- 天才ゴリラ・ココとどんな暮らしをしていたのか?
など、フランシーヌ・パターソン博士の現在について調査しまとめました。
フランシーヌ・パターソン博士の現在は?

手話で人間と話ができるという天才ゴリラ・ココと45年にも渡り一緒に暮らした、フランシーヌ・パターソン博士。
フランシーヌ・パターソン博士は、発達心理学の研究者で、「世界で初めてゴリラに手話を教えた」として過去にかなり話題になりました。
このフランシーヌ・パターソン博士と共に暮らした天才ゴリラココは、2018年6月19日朝に享年46歳で亡くなりました。
ココが亡くなってから約2年程たった現在は何をしているのでしょうか。

2020年現在のフランシーヌ・パターソン博士の活動については、明記がありませんでしたが、フランシーヌ・パターソン博士は、1976年に自らが設立した「ゴリラ財団」の会長に就任しています。
フランシーヌ・パターソン博士は、1947年生まれですから、2020年では73歳。
なかなか高齢ではありますが、現在もゴリラ財団での活動を続けているようで、ワークショップや講演を開催し、ゴリラの発達や行動の研究結果やゴリラの保全について語っています。
また、動物愛護の観点からも、今後のより良い地球になっていくためにも、「動物と人間がコミュニケーションをとる」ことの重要さを説き続けています。
フランシーヌ・パターソン博士と天才ゴリラココの出会いと暮らし

フランシーヌ・パターソン博士が45年もの長い歳月を共に暮らした、天才ゴリラのココ。
この事実は世界中でも大きなニュースとなり、度々取り上げられてきました。
以下は、フランシーヌ・パターソン博士がココと過ごした日々の一部を動画にしたものです。
ココと出会った頃、フランシーヌ・パターソン博士は25歳でした。
スタンフォード大学の博士課程で心理学の研究にいそしんでおり、当時の研究テーマがちょうど「類人猿は手話によるコミュニケーションを学習することができるのか」というものだったそう。
ココとの生活をはじめてから数週間のうちに、ココは「飲む」「食べる」「もっと欲しい」という手話を体得したといいます。

このココの手話について、芸として覚えさせているのでは?など批判的な意見も多く飛び交っていたそうですが、実際にはそうではないことが後々の研究で証明されます。
ココは、知らない言葉を人間に伝えるときに、自分の知っている単語をいくつか組み合わせて手話で表現したりする姿が見られたからだそう。
例えば、「ヘアブラシ」について伝えたいとき「ひっかくための櫛」といい、「指輪」について伝えたいときは「指のブレスレット」などと手話で話したそうです。
フランシーヌ・パターソン博士とココの45年にも渡る暮らしは、 動画にもまとめられていますので、ぜひ視聴してみてください。
フランシーヌ・パターソン博士が、ココを家族として愛し、手話を教えながらゴリラの保全のために尽力を尽くしてきたことが、とてもよく伝わってきます。
天才ゴリラココとは?
天才ゴリラのココは、1971年7月4日にサンフランシスコにある動物園で生まれました。
性別はメスで、種別はニシローランドゴリラというものです。
生後3か月の頃にココは一度病気にかかってしまいます。
この時に出会ったが、発達心理学者のフランシーヌ・パターソン博士でした。

生後1歳頃になると、フランシーヌ・パターソン博士と共に暮らし、博士から手話を教わりながら過ごしていました。
ココはサンフランシスコで生まれたゴリラですが、漢字で書く本名があります。
「花火子」と書いて「ハナピコ」と読むのだそうで、これはココが生まれた独立記念日にたくさんの花火があがることから命名されたと言われています。
ココはフランシーヌ・パターソン博士との生活の中で手話を覚えていき、2012年の頃には、2000語以上もの手話を使えるようになっていたというから驚きです。
手話で人間の話にこたえるだけでなく、嘘やジョークも言ったりすることもあったのだとか。
まとめ:フランシーヌ・パターソン博士の現在は?天才ゴリラココと暮らした研究者
フランシーヌ・パターソン博士が45年にも渡って研究してきた、動物と人類のコミュニケーション。
現在も自らが設立したゴリラ財団で、その研究と活動を続けています。
ココは2018年に亡くなってしまいましたが、フランシーヌ・パターソン博士の中にはココと過ごした45年もの月日が、今でも昨日のことように色濃く残っているのではないでしょうか。