アニメ『時をかける少女』
映画版やドラマでも違いがあるようですね。
今回は、
- アニメ『時をかける少女』の原作は筒井康隆さんの小説なのか?
- 映画版やドラマ版との違いは?
- 『時をかける少女』の作品の時系列は?
など、アニメ『時をかける少女』の原作についてや、映画版やドラマ版との違い、作品の時系列についてまとめさせていただきました。
ぜひ読み進めてみてください^^
アニメ『時をかける少女』の原作は筒井康隆さんの同名小説が元に

2006年に公開されたアニメ映画『時をかける少女』。
『時をかける少女』の原作は、

ラベンダーの匂いを嗅いでからタイムリープができるようになった女の子の話となっています。
アニメ版とは、かなり違いがあり、アニメ版の主人公は紺野真琴ですが、原作は芳山和子という名前になっています。
内容や人物が変化していても、タイムリープというテーマや大まかなあらすじは変わっていません。
『時をかける少女』原作小説はドラマや映画で度々作品化!時系列はこうなっていた!

『時をかける少女』は、小説やアニメだけでなく、
時系列でみるとどのような順番なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
作品化の時系列①:1965年『中学三年生コース』にて元となる物語の連載がスタート

『時をかける少女』は、1965年の『中学三年生コース』11月
それだけでなく1966年には、『高一コース』5月号で全7回の連載を開始。
1967年3月には、シリーズ第5巻として刊行もされました。
その後も何度も文章化されている、昔から愛されていた作品だったのですね。
作品化の時系列②:1972年ドラマ『タイムトラベラー』として製作・放送される

1972年には、NHKが制作し『タイムトラベラー』
人気のあった作品だったものの、
しかし、視聴者が録画していた最終回の映像が1999年に提供さ
2001年には『NHKアーカイブス』で放送されていて、実に約
同年にはDVDも発売。
月日がたっても、色褪せることなく人気が続いているのが、本当にすごいです。

それだけ原作のストーリーが素晴らしいってことなのかもね。
作品化の時系列③:1983年大林宣彦監督が原田知世主演で実写映画化


1983年には、大林宣彦さんが監督を務め、
この作品は、大林宣彦監督の『尾道三部作』の1つで、今でも語り継がれる映画となっています。
主題歌の『時をかける少女』は、
さらに1985年には、フジテレビで実写ドラマ化され、


1994年には、再度フジテレビでドラマ化され、内田有紀さんが主演を務め、原作者である筒井康隆さんが住職役としてレギュラー出演もされました。


2002年には、TBSで『モーニング娘。新春LOVEストーリ
主演は当時モーニング娘。


ドラマ化だけでも、こんなに何度もリメイクされるとは・・・人気の高さが伺えます。



何度も映像化されるのがホントすごい・・・!
作品化の時系列④:1997年角川春樹監督が中本奈奈主演で実写映画化


1997年には、角川春樹さんが監督を務め、映画化されます。
この時には、中本奈奈さんが主演を務めていました。
角川春樹さんは、角川書店の当時の社長の息子でしたが、
そのため、知名度も低くなってしまいました。
この映画では、ナレーションを原田知世さんが担当されています。
主題歌は、『時のカンツォーネ』というもので、原田知世さんが主題歌を務めた『時をかける少女』と同じ歌詞に松任谷由実さんが新たにメロディをつけたものとなっているんです。
新たに生まれ変わった主題歌も、注目を集めました。
作品化の時系列⑤:2006年細田守監督によりアニメ映画化


2006年には、細田守さんが監督を務めているアニメ映画『
今までは、同じストーリーに同じシチュエーション、
これについて、原作者の筒井康隆さんは、
『むしろ変えてもらって良かった』
と、発言しています。
今までの決まったストーリーなどから大幅に変更したことが功を成して、数々の賞を受賞。
時をかける少女の中でも大ヒットした作品となっています。
ちなみに、アニメ映画では今までの主人公だった芳山和子が、


ちゃんと今までの主人公を登場させるのも作品への敬意を感じます
作品化の時系列⑥:2010年谷口正晃監督が仲里依紗主演で実写映画化


2010年には、
主演を務めたのは、アニメ映画『時をかける少女』
この映画は、初代主人公である芳山和子の娘・
さらにタイムリープもしっかり組み込まれた映画となっているんで
作品化の時系列⑦:2015年演劇集団キャラメルボックスにより舞台化


舞台『時をかける少女』は、演劇集団キャラメルボックスの30周
原作の設定や世界観を受け継いでいる舞台となっていて、
原作からは、32年後の世界を描いた作品となっています。
他にもNHKドラマ『タイムトラベラー』の続編である『続 時を


アニメやドラマ、映画だけでなく舞台化もされるなんて、原作のストーリーの力はすごいですね。
作品化の時系列⑧:2016年黒島結菜主演でテレビドラマ化


2016年には、日本テレビで『時をかける少女』
この時に主演は黒島結菜さんが務めていて、主人公の名前が芳山和子から『芳山未羽』に変更されました。
さらに深町一男の名前も深町翔平と今風な感じになっています。
オリンピックなどと重なり、全5話という短いドラマとなっていま
アニメ『時をかける少女』は原作小説や映画版とストーリーや設定が違う?


アニメ『時をかける少女』は、
どういう所が違うのでしょうか?
違いを詳しく見ていきましょう!
原作・映画版との違い①:登場人物の名前や人数が異なる


原作とアニメ映画との違いは、
原作の主人公は、芳山和子で、
同級生には、浅倉吾朗という男の子もいます。
しかし、アニメ映画の主人公は紺野真琴で、
同級生は、津田功介とこちらも名前が違います。
タイムリープやを題材とし、大まかなあらすじは似ているものの、これまでとは違う別の物語として誕生したのですね。
原作・映画版との違い②:登場人物の設定や背景が異なる


実は登場人物の設定や背景も違います。
原作では、主人公の芳山和子は中学3年生ですが、
繊細な和子とがさつな真琴とで、性格にも差がありますね。
さらにドラマ版の主人公・芳山美羽については、成績優秀で医学部も合格圏内だが、将来は実家の理髪店を継ぎたいと思っているとあります。
アニメ版の主人公・紺野真琴は自分の将来をまだしっかり考えていない設定で、どことなく頼りなさを感じる人物でした。
こういった点も原作やアニメ映画とは違った背景となっていますね。
原作・映画版との違い③:タイムリープするきっかけが異なる


原作では、深町一夫がタイムリープしてきますが、理由は『
アニメ映画では、間宮千昭は見たい絵画があるというものでした。
タイムリープするきっかけも違っています。
原作・映画版との違い④:それぞれにオリジナルストーリーが入っている


原作とは違い、アニメ映画やドラマ、実写映画には、それぞれオリジナルなストーリーがあります。
実写映画では、主人公の芳山あかりがタイムリープし、ある男性と出会いますが、その男性は亡くなってしまうというかなりオリジナリティ溢れるものとなっています。
ドラマ版やアニメ映画版でも、元々の設定から変化している部分が多くなっています。
長い年月が経っても人気が続くのは、作品毎にまた違った魅力を楽しめるからなのかも知れませんね。
原作・映画版との違い⑤:未来の年号・時期が異なる


原作では、未来について2660年と語られていました。
しかし、ドラマでは2122年と未来の年号が変化しているんです
さらにアニメ映画では、
『川が地面を流れているのをはじめてみた。
自転車に初めて乗った。
空がこんな広いことを始めて知った。
何より、こんなに人が沢山居るところをはじめて見た。』
と語っていました。
その事から、千昭の未来も2100から2600年くらいなのかも
まとめ
アニメ映画『時をかける少女』
アニメ映画『時をかける少女』は、
しかし、登場人物の名前からタイムリープしてきた理由まで、大元の原作とは、だいぶ異なる設定となっていました。
しかし、アニメ映画の中に原作の主人公・芳山和子が登場するなど、原作とリンクする場面もあります。
アニメ映画を見た方は、原作の小説も見比べてみるといいかもしれませんね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。







