菅田将暉さんが主演の映画『ミステリと言う勿れ』。
原作は、田村由美さんの同名漫画です。
\この記事に書かれていること/
- 原作はどんな物語なのか
- 原作者はどんな人物か
- 原作漫画を今すぐ読めるところはどこか

『ミステリと言う勿れ』という作品を、より身近に感じることができるよ。
映画と合わせて、原作漫画の魅力もぜひ味わってみてください。



目次をクリックすると、好きなところから見られるよ。
映画『ミステリと言う勿れ』原作は田村由美の同名漫画【作品解説】
映画『ミステリと言う勿れ』の原作は、田村由美さんの同名漫画『ミステリと言う勿れ』です。
\『ミステリと言う勿れ』はこんな漫画/


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■書籍情報
- タイトル:ミステリと言う勿れ
- 著者:田村由美
- 出版元:小学館
- 出版日:2018年1月10日
- 価格:550円(税込)/1巻
- 既刊:13巻(2023年10月時点)
漫画『ミステリと言う勿れ』は、2016年11月28日から『月刊フラワーズ』というコミック誌に連載され始めた作品です。
連載は現在も進行中で、物語は完結していません。(2023年10月時点)
単行本はこれまでに13巻発刊されています。


第一話を発表した当時、漫画『ミステリと言う勿れ』は「比較的長編の読み切り漫画」として発表されました。
しかし、思いの外作品の評判が良く手応えがあったため、作者の田村由美さんが当時執筆していた漫画『7SEEDS』の連載が終了したのをきっかけに、新しい連載作品として『月刊フラワーズ 2018年1月号』より掲載をスタートしました。
漫画『ミステリと言う勿れ』は受賞歴もある作品で、以下のような賞を獲得しています。
- 『第67回小学館漫画賞 一般向け部門』受賞(2021年)
- 雑誌『ダ・ヴィンチ 2018年8月号 今月のプラチナ賞』受賞
- 『マンガ大賞2019』第2位
- 『このマンガがすごい!2019オンナ編』第2位



小学館漫画賞は昭和30年から続く、歴史ある賞だよ。
漫画『ミステリと言う勿れ』は、2022年1月からフジテレビの月9枠にてドラマ化。
ドラマの脚本は相沢友子さんが担当し、主人公の久能整を菅田将暉さんが演じました。


(c)田村由美/小学館 (c)フジテレビジョン
映画『ミステリと言う勿れ』原作漫画のあらすじ・内容【一部ネタバレあり】


映画『ミステリと言う勿れ』の原作漫画は、複数巻に渡って細かなエピソードがたくさんありますが、作品自体の大まかな概要は、以下のようになっています。
\原作漫画『ミステリと言う勿れ』はこんな物語/
飄々とした性格ながら観察力と弁舌に優れた大学生の久能整が、さまざまな事件に巻き込まれながらも、それを解決に導く様子を描いたミステリー作品。
引用元:マンガぺディア
そして、物語は以下のような展開で始まっていくのでしたーー。
主人公・久能整が、事件解決に関わっていくきっかけとなった物語【第1巻のストーリー】


大学生の久能整(くのう ととのう)は、自宅のアパートで大好きなカレー作りを楽しんでいた。
そこへやってきたのが、近所の公園で起こった殺人事件の捜査をしている大隣警察の署員たちだった。
久能整は、事件の参考人として任意同行を求められる。
その理由は、事件が起きた夜、久能によく似た男と被害者が口論していたという目撃情報が寄せれたからだった。
もちろん久能整は、殺人事件など起こしていないのだが、疑いの目を向け続ける警察署員たちに、真実は違うことを証明するため、毎日署に出向き、聴取を受けることに同意したのだった。
毎日警察署員と話しをするうちに、職員それぞれが抱える悩みに気づいた久能整。
独特の思考や豊富な知識で、それについて思うことを飄々と語るのだが、その結果、巡りめぐって警察署員たちの悩み解決にも繋がっていったのだった。
不思議な魅力を持った久能整に、警察署員たちはいつの間にか興味を持ち、信頼を寄せていくようになるのだった。
その間にも、近所の公園で起きた殺人事件の捜査は続いていた。
久能整は事件解決のため、気になる点を調べてもらうよう、署員にいくつかの調査依頼をお願いしていた。
その結果久能は、断片的に明るみになっていく事柄から、事件の犯人がこの捜査を行う署員の中にいることに、気づいたのであった。



ここから久能の謎解き人生が始まっていきました。
映画『ミステリと言う勿れ』で描かれた広島編のあらすじ【第2巻〜4巻のストーリー】ネタバレ注意


映画『ミステリと言う勿れ』では、漫画第2巻〜第4巻で描かれている「広島編」のストーリーが元となっています。
事件に巻き込まれた影響で、ずっと行けずにいた「絵画の印象派展」が、広島で開催されると聞いた久能整。
広島行きの新幹線で、たまたま隣り合った女性が読んでいた手紙に、暗号化した警告文が隠されていることに気づく。
「きょうとにはくるな」
解読したメッセージを口走った久能整の声に驚いたのは、手紙を読んでいた女性・紘子だった。
突然口走った久能整の不吉なメッセージに、驚きを隠せなかった紘子だが、事の真相が気になり、久能に自分のいきさつや背景を話していったのだった。


映像化された同シーン
紘子は幼い頃両親を亡くし、母親の知り合いに引き取られ育った女性だった。
養母となった女性と暮らしていたある日、紘子は実の父が送ってきたと思われる手紙の束を発見してしまう。
その手紙には「紘子を返して欲しい」と懇願する父の悲痛な気持ちが綴られていたのだった。
「亡くなった」と聞かされていた両親が、まだ生きていることを知った紘子は、手紙の送り主・父と直接手紙を送り合うようになった。
大人になり、結婚が決まった紘子。
結婚式のヴァージンロードは「父親と一緒に歩きたい」と願い、父の元を訪れに新幹線に乗っていたのだった。
久能は初め、「父親の暴力に苦しむ母親が、娘に危険が及ばないよう暗号化してメッセージを送っていたのではないか」と推測する。
そこで久能は、紘子の後ろの席に座っていた中年の女性に、突然声をかけたのだった。
後ろの席に座っていたのは、紘子の養母であった美樹谷サキであった。
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新幹線車内での出来事は、広島編の序章に過ぎず・・・物語はまだまだ続いていくのであったーー。
*ここまではドラマ化バージョンで描かれていました。
新幹線での奇妙な出来事も難なく、広島についた久能整は、無事に印象派展を鑑賞することができた。
久能は、広島市内を散策中、狩集汐路(かりあつまり しおじ)という女性と知り合う。
その縁で、狩集汐路の家で開かれる「遺産相続会議」に突然出席する羽目になってしまったのだった。


映像化された同シーン
狩集家は代々、当主となる人物1人に全ての遺産を相続する決まりがあった。
しかし、本来相続するはずの実の子4人はすでに他界。
孫の狩集汐路、狩集理紀之助、波々壁新音、赤峰ゆらの孫4人から、相続する1人を決めなくてはならない状況となっていたのだった。
狩集家の遺産は相当なもので、昔から相続の度に「死人が出る」という話もあった。
しかし死人は、病気や事故死となっており、事件性は認められないとして、警察は捜査を終了してきたという。
久能に声をかけてみた狩集汐路は、真実は違うと心のどこかで感じており、警察の捜査にずっと不満を持っていたのだった。
狩集の願いもあり、久能は狩週家に泊まり込むこととなった。
遺言の言葉や狩集家に伝わる伝説を見聞きした久能は、気がかりな点にいくつも気づき、謎を解き始めるのだったーー。
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久能の事件に巻き込まれる率が高すぎて、宿命めいたものを感じるよ。
\原作で他のストーリーも楽しむ/


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映画『ミステリと言う勿れ』原作漫画の作者・田村由美はこんな人物
映画『ミステリと言う勿れ』の原作となった漫画の作者・田村由美さんは、こんな方です。


- 名前:田村由美(たむら ゆみ)
- 生年月日:1962年9月5日
- 出身地:和歌山県
田村由美さんは、少女漫画、SF漫画、ファンタジー漫画などを得意とする漫画家さんです。
田村由美さんの代表作には、以下のような作品があります。
- 漫画『巴がゆく!』
- 漫画『BASARA』
- 漫画『7SEEDS』
- 漫画『ミステリと言う勿れ』




代表作の漫画以外にも、短編長編問わずたくさんの作品を輩出されています。



知ってる作品はあった?
田村由美さんは高校卒業後、地元和歌山を離れ上京。
すでにプロデビューをされている漫画家さんの元で助手として働きながら、専門学校へ入学することを目指していたといいます。
どこの専門学校に入りたかったのか、実際に入学されたのかは不明ですが、学生時代からイラストや漫画を描くことを親しまれていたようなので、イラストや漫画に関わる学校だったのではないでしょうか。
その後、金城大学の短期大学部へ入学、学部は不明です。
1983年、田村由美さんが21歳の時、『別冊少女コミック 9月増刊号』に、『オレたちの絶対時間』という作品を掲載。
以降、漫画家としてプロデビューしました。
田村由美さんは、これまでに幾つかの賞も受賞されています。
- 第38回小学館漫画賞 受賞(漫画『BASARA』にて)
- 第52回小学館漫画賞 少女向け部門受賞(漫画『7SEEDS』にて)
- 第67回小学館漫画賞 一般向け部門受賞(漫画『ミステリと言う勿れ』にて)
- 2013年『和歌山県文化表彰・文化功労賞』受賞 他
歴史ある『小学館漫画賞』を何回も受賞されていることから、評価の高さが伺えます。



実際、田村由美さんの漫画は読むとハマるもの。
映画『ミステリと言う勿れ』が実写化された2023年の時点では、すでに61歳と還暦を迎えられている田村由美さんですが、創り出す作品にはエネルギーが溢れ、作品を読むと元気がもらえるのです。
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映画『ミステリと言う勿れ』原作漫画を読んだ人の感想・レビュー


ゼクシィ2月号「2人で読むお金の心得本」より
映画『ミステリと言う勿れ』の原作漫画を読んだ方々は、以下のような感想・レビューが寄せられていました。
ミステリと言う勿れ・・・
引用元:DMMブックス
これこそ待ち望んだ漫画である。
恥ずかしながら、50を過ぎたおっさんが迷わず全巻買ってしまった。
整の観察力、記憶力、ジャンルを越えた知識の深さがストーリー展開を何倍にも面白くしている。
今後、映画やドラマ等で実写化される事を願う。
整の喋りが、とにかく面白い。普段何気なく見過ごしていることに気づかされて、ハッとする。
引用元:DMMブックス
最初は短編小説のようだったけど、段々と話の中に1本の線が見えてきて、続きが気になるようになってきた。
ドラマ化、楽しみだ。
主人公の整君が今までに無い、初めて出会うようなキャラクターで彼の視点で語られる世界の見え方に視野が広くなっていくのを感じます。
引用元:DMMブックス
繊細で傷つきやすい優しい人にこそ読んで欲しい。
傷を持った人を知らずに優しくそのままで居ていいんだよと背中をさすつて抱きしめてくれるような作品です。
勿論、ミステリとしてのレベルも高いため楽しく読み進めることが出来ます。
原作ファンとしてドラマよりオススメです…!笑
クリックで開きます☺︎
かなり癖の強い、個性的な主人公・久能整のキャラクターや放つセリフに、「スカッっとした」「考えさせられた」「ハッとした」などの声が多いのが印象的でした。
普段なんとなく思っているけど言葉にできないこと、言いたくても言えないことなどを、久能整ならではの言い回しで、遠慮なくズバズバと語っていく姿に、自分の気持ちを代弁してくれているような感じがして、好感を持てるのかも知れませんね。
作者も語っているように、漫画『ミステリと言う勿れ』は、主人公・久能整がひたすら喋っている漫画。
なので、語っているセリフの数も膨大です。
中には、心に留めておきたい「名言・名セリフ」もたくさんあります。
一度読んだだけで、久能整の語りを終わらせてしまうのは、もったいない!
読むたびに新しい気づきを与えてくれる作品でもあるので、ぜひ手元に置いて、ふとした時に読み返して見てください。



前に読んだ時とはまった違った感想が生まれたり…!
\言葉のひとつひとつが刺さる/


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映画『ミステリと言う勿れ』原作漫画が今すぐ読めるところ・買えるところ
原作の漫画『ミステリと言う勿れ』が今すぐ読めるところ、買えるところは以下の通りです。
漫画『ミステリと言う勿れ』を読み始めるなら、断然「電子書籍での閲覧が便利でお得」です。
書店が閉まっている夜中に急に読み始めたくなっても大丈夫。
本を買いに書店に行く時間がなくても大丈夫。
電子書籍なら、いつでも、手持ちのスマホやタブレット・パソコンから読み始めることができます☺︎
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「お得になった分で、欲しかったあの本もまとめ買い」というオマケ的な楽しみもあります☺︎



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【まとめ】映画『ミステリと言う勿れ』原作漫画は読むとスカッとする痛快ミステリーだった
映画『ミステリと言う勿れ』の原作漫画は、田村由美さんの同名漫画『ミステリと言う勿れ』でした。
映画は、原作漫画の第2巻〜第4巻で描かれた「広島編」のエピソードが元となっています。
ドラマ化された作品も同じですが『ミステリと言う勿れ』は、原作漫画のストーリーや設定にかなり寄せて作られている作品です。
これは「優れた原作」を下手にいじって、作品の魅力を半減させてしまうのを避けるためでもあるのだとか。
それだけ原作の漫画が、完成度の高い作品であるということなのですね。
漫画の中でひたすら喋り続ける久能整の言葉を、ぜひ何度も反芻しながら味わってみてください。
新しい気づきや欲しかった癒しを、得られることと思います。
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漫画『ミステリと言う勿れ』を全巻無料で読めるところがあるか気になる方は、こちらの記事▶︎漫画『ミステリと言う勿れ』全巻無料で読める?【どこで読めるかまとめ】をご覧ください☺︎

