わずか7歳でプロポーズされ王室に入った現代のシンデレラ、ジェツン・ペマ王妃。
2020年2月9日に放送された「林先生の初耳学」の中でデヴィ夫人がそのエピソードを語りました。
- 7歳でプロポーズされたジェツン・ペマ王妃とは?
- どのようなシンデレラストーリーだったのか?
など、ジェツン・ペマ王妃のシンデレラストーリーについて調査しまとめました。
7歳でプロポーズされ王室に!ブータン王妃ジェツン・ペマとは?【林先生の初耳学】

わずか7歳でプロポーズされ王室に入った少女がいます。
名前はジェツン・ペマといい、ブータンに住む1人の少女でした。
ブータンといえば、国民の97パーセントが「幸せ」と答える幸せの国であることでも知られていますよね。
ジェツン・ペマさんの父は、国営航空会社ドゥルクエアーのパイロットでした。
母は、王室連なっている名家の出身だったそうです。
姉と妹、そして弟が2人の5人兄弟で、ジェツン・ペマさんは上から二番目の次女でした。

ジェツン・ペマさんは、順調に成長し、高校時代にはバスケットボールのキャプテンを務めるなど活発に活動。
卒業後は、英国にあるリージェンツ・カレッジに留学し、国際関係論や美術史を学ぶなど、学業にも長けていました。
ジェツン・ペマさんさんの母方が王室と関連する名家の出身だったことから、時々王室関係者とは交流があったようですね。
7歳でプロポーズ!ブータン王妃ジェツン・ペマのシンデレラストーリーとは?【馴れ初め】

このブータンに暮らすジェツン・ペマという少女は、ある日、ブータン次期国王となる予定だった、現在のワンチュク国王に出会います。
当時ワンチュク国王は17歳、ジェツン・ペマ王妃は7歳だったといいます。
ブータン王室と交流があったジェツン・ペマさんの一家が、家族ぐるみの付き合いでピクニックにいった時のこと。
若かりし頃のワンチュク国王が、ジェツン・ペマさんの前にひざまづき、以下のように告げたといいます。
「もし大人になって、僕も君もまだ結婚していなかったら、僕の伴侶になってほしい」

7歳というと、日本でいうなら小学校1、2年生ですよね。
まだまだ小さな子供という印象で、それぐらいの年の子供を見て、「結婚したい!」と思う人はそうそういないのではないでしょうか。

この衝撃的なプロポーズから10年後、ワンチュク国王と、ジェツン・ペマさんは再び再会。
ワンチュク国王は27歳、ジェツン・ペマさんは17歳になっていました。
再会したジェツン・ペマさんは、ワンチュク国王(当時は王子)に「約束を覚えていますか」と、自身はプロポーズを覚えていることを話し、この言葉をきっかけに2人は交際を開始。
その後、2011年5月20日に結婚を発表、同じ年の10月13日に古都プナカで華やかな挙式を挙げたといいます。
ワンチュク国王はジェツン・ペマ王妃ただ1人を愛した

10年越しに再開したワンチュク国王とジェツン・ペマ王妃ですが、2人の愛が確かなものだと裏付けるエピソードがあります。
ブータンは一夫多妻制の国で、1人の男性は何人もの女性と結婚することが可能です。
ワンチュク国王の父である第4代国王は、4人もの奥さんをもらいました。
ところが、ジェツン・ペマさんにプロポーズしたこのワンチュク国王は、「生涯妻はひとりだけにする」と誓い、本当にそれを有言実行されているのです。

若い時、想いが高まった勢いでプロポーズすることはよくある出来事かと思いますが、10年間ずっと忘れずに信じてきた、ジェツン・ペマさんとワンチュク国王には驚きです。
しかも、その当時の年齢が、17歳と7歳とは・・・。
日本でいえば、彼氏彼女で色めき立つ高校生が、小学校1~2年生に真剣にアプローチするようなものですね。
国の雰囲気や文化の違いもありますが、そう考えるとこのプロポーズの出来事が相当珍しいものであったかが分かります。
まとめ:7歳でプロポーズされ王室に!ブータン王妃ジェツン・ペマのシンデレラストーリーとは?【林先生の初耳学】
わずか7歳でプロポーズされ、それを10年越しに実らせたジェツン・ペマさん。
まさに現代のシンデレラストーリーを経験された女性でした。
10年間約束を覚えていた2人に、とてもピュアなものを感じますね。
幸せの国ブータンで、仲睦まじく過ごす画像を見ていると、ワンチュク国王とジェツン・ペマ王妃が本当に愛し合っているのが伝わってくるかのようです。
こんな愛情あふれる国王と王妃がいるからこそ、ブータンの国民にもハッピーが伝わり、国民の幸福度があがっていくのかもしれませんね。