俳優の中尾彬さんとおしどり夫婦として知られる、女優の池波志乃さん。
しばらくテレビで姿を見かけないなと思ったら、病気の治療に専念していたようです。
- 池波志乃さんの患った病気は何だったのか?
- 病気の原因や経過はどうななっているのか?
など、池波志乃さんの病気に関する情報を調査し、まとめました。
池波志乃の病気はフィッシャー症候群と顎の骨髄炎!

中尾彬さんとのおしどり夫婦として知られる、女優の池波志乃さん。
実は難病を患い治療に専念していたことが分かっています。
池波志乃さんが患ったという病気は「フィッシャー症候群」と「顎の骨髄炎」。

フィッシャー症候群とは、聞きなれない病気の名前ですが、いったいどんな病気かというと・・・
- 目がみえずらく二重に見える
- 目の動きがおかしい
- 手のひらや足の裏に違和感を感じる
- 手足の筋力の低下を感じる
- ふらつき
- 顔面の神経麻痺
- しびれ感
といった症状が特徴的な病気なのだそう。
風邪を引いたあとや胃腸炎の後に発症することが多いそうで、多くは6か月程度で自然に治っていくという経過をたどるものだといいます。

また、顎の骨髄炎は、虫歯の細菌などが顎の骨にまで入りこんだ結果、顎の骨が化膿し、激しい痛みを感じる状態なのだそう。
正確には「顎骨骨髄炎(がくこつこつずいえん)」というそうです。
池波志乃さんは、フィッシャー症候群を患い、ようやく経過がよくなったと思ったら、次は顎の骨髄炎に悩まされるという、災難に見舞われていました。
池波志乃の病気「フィッシャー症候群」の経過は?

池波志乃さんが、フィッシャー症候群になった始まりは、2006年に沖縄のセカンドハウスに滞在していた時のこと。
前日は、とても体がだるく風邪気味だったという池波志乃さん。
翌日になってみるとまぶたが開かなくなり、手足もマヒし動けなくなったといいます。
救急車で運ばれ診断を受けると、「フィッシャー症候群」という病にかかっていることが判明。
その後治療が始まったそうですが、再び歩けるようになるまで、リハビリで約1か月はかかったそう。
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この時の出来事を池波志乃さんは以下のように語っています。
「当時、がんの末期だった母まで沖縄に来てくれて。母はその後、亡くなりました……」
引用元:ヨミドクター
自身も病気で辛い中、がんの末期だったお母さんは沖縄までお見舞いに行ったんですね。

翌年の2007年には中尾彬さんが急性肺炎と横紋筋融解症を発症。
その時もまだ、池波志乃さんのフィッシャー症候群は回復していなかったといいます。
「私自身まだフィッシャー症候群から回復したわけではなかった。目の焦点が合わず、先生が説明のため示す写真や図がよく見えませんでした」。
無理をしながら大阪に泊まり込み、誰のお見舞いも固辞して、一人で夫の看病を続けた。
引用元:ヨミドクター
目の焦点が合わないという症状が出る中、夫の中尾彬さんの看病のために大阪に泊まり込んでいたという池波志乃さん。
当時はさぞかし大変だったろうと思います。
池波志乃がフィッシャー症候群になった原因とは?

池波志乃さんはフィッシャー症候群になった原因は、上気道感染と言われるいわゆる「風邪」のようなものが原因だったようです。
フィッシャー症候群を発症する人の大体が、上気道感染や胃腸炎などの細菌感染または、ウイルス感染からはじまると言われています。
池波志乃さんも「前日は体がだるくて風邪をひいたようだった」と語っていることから、細菌感染やウイルス感染がきっかけとなった可能性が高そうです。
池波志乃の病気「顎の骨髄炎」の経過は?

フィッシャー症候群という病がなんとか落ち着きをみせてきた2年後の2008年。
池波志乃さんは今度、顎の骨に激痛を感じるという「顎骨骨髄炎」に侵されてしまいます。
顎骨骨髄炎となる10年以上前から、歯と下あごの痛みを感じていた池波志乃さん。
2008年に入り、「クギを打たれたような、気絶しそうな激痛」に悩まされ、唇にもしびれを感じたといいます。

何人もの歯医者を転々としたものの、原因がわからず、最後には大学病院に駆け込んだそう。
そこでようやく、「慢性硬化性下顎かがく骨骨髄炎」という状態になっていることが判明。
聞きなれない名前ですが・・・虫歯の菌があごの骨に侵入してしまうことで、骨が化膿してしまう状態だといいます。
大学病院に駆け込んだ時には、長時間の手術が必要なほど大変な状態になっていたそう。
そのため、翌年の2009年には約11時間にも及ぶ大手術を経験。
顎の骨の化膿はなくなり、激痛はしなくなったものの、今現在でも当時の後遺症が残っているのだそうです。
のど元から切開し、虫歯菌が侵食して炎症で壊死した左の下あごの骨を、医療用ノコギリで切り取った。そこに、自分の肩甲骨の一部を切り取り、移植した。
ようやく歯とあごの痛みから解放されたが、肩の骨を切ったので、左手が動かなくなった。今回も芯の強さを発揮し、1か月の懸命なリハビリを続けた。
今ものど元に残る傷痕が、大変な手術だったことを物語る。「実は、まだ唇の感覚がないので、鏡を見ないと口紅がつけられません」
引用元:ヨミドクター
池波志乃が顎の骨髄炎になった原因とは?

池波志乃さんの顎の骨が骨髄炎になったのは、虫歯の細菌が顎の骨にまで入り込んでしまったからなわけですが、そこまでの状態になってしまったのはなぜなのか、気になります。
痛みが続いていたのは10年以上も前。
おそらく、痛み始めたころからずっとそのような状態で、年数を重ねるごとに化膿が進行していっていたのだと思われます。

ここまでの状態になってしまった理由について、池波志乃さん自身は以下のように語っていました。
「虫歯を治療しても治らず、数か月おきにガーンと激痛に襲われました」。
レントゲン写真でも異常が見つからず、医者からは「更年期障害では」と言われた。
一人で痛がっているだけだと、抗うつ剤を処方されたことも。この後、約10年間、痛み止め薬で耐えたが、これが症状を悪化させることになる。
引用元:ヨミドクター
ずっと痛みがあってなんとかしたいと受診を続けてきた。
ところが、受診してきた歯科医院では原因が突き止められず、適切な治療までたどり着かなった、ということが大きな原因となってしまったようです。
原因がわかるまで、何度でもあきらめずに診察を受けにいくことも大事なことなのかもしれませんね。
まとめ:池波志乃の病気はフィッシャー症候群と顎の骨髄炎!原因や経過も調査
池波志乃さんを長年にわたって悩ませた、原因不明の顎の痛み。
そして、ある日突然目が明かなくなり手足がマヒしてしまった、フィッシャー症候群。
その病気の原因となっているのは、いずれも細菌やウイルス。
何かおかしいなと思ったら、原因がわかるまでとことん究明する姿勢が、大事なのかもしれませんね。
現在は後遺症が残るものの、元気に過ごされている池波志乃さん。
今後のご活躍も期待しています。