高須クリニックの高須克弥院長が、2020年2月15日に「スイス安楽死協会」の会費を払ったとツイート。
- 高須院長が会員になったスイス安楽死協会って?
- なぜスイス安楽死協会に加入したの?
など、高須院長とスイス安楽死協会に関する話題をまとめました。
高須院長が会員になったスイスの安楽死協会とは?
スイスの安楽死協会から会費の請求が来た。払い込んだ。
当分権利行使の予定なし。なう。 pic.twitter.com/sebVSv81yc— 高須克弥 (@katsuyatakasu) February 15, 2020
高須クリニックの高須克弥院長は、2020年2月15日に「スイスの安楽死協会に会費を払った」ことをTwitterで公表しました。
高須クリニックの高須克弥院長が15日、ツイッターに新規投稿。
スイスの安楽死協会から会費の請求が来て払い込んだとツイートした。
引用:デイリースポーツ
高須院長が会員になったという、「スイスの安楽死協会」とはいったい何なのでしょうか?
初めて聞いた人もいるのではないでしょうか。
日本では現在、「安楽死」は認められていません。
スイスをはじめ、ヨーロッパの数か国、アメリカの数州などの一部では安楽死を選択することが法律的に認められているといいます。
その数少ない中で、唯一「外国人の安楽死を認めている」のは、スイスにある「ディグニタス」という団体だけなのだそう。

引用:Twitter
確かに高須院長の会費請求書の一番上に「DIGNITAS(ディグニタス)」とありますね。
スイスの安楽死協会の安楽死方法や内容
この「ディグニタス」という団体で行われる安楽死方法が気になります。
ディグニタスについて書かれているサイトでは以下のように説明がありました。
スイスのディグニタスでは、安楽死を「自殺幇助」という形で行っています。
あくまで「幇助」ですから、医師は直接的な行為はせず、死ぬことができる薬液をコップに入れ、「これを全部飲めば死ねますよ」と言って安楽死を望む人に渡すようです。
引用:ironna
自殺ほう助という形で、安楽死を行うようです。
なんだかちょっと怖いですね。
しかも自分で毒液を飲むということですが、この毒液は全部飲み干さないと死ねないようです。
中には途中で飲むのを辞めてしまう人もいるようで・・・そうなると、安楽死を望む前よりも悲惨なことになってしまうと、注意喚起をする人も。
安楽死を望む人はそれを飲み、自殺をするのです。飲み切らないと死ねません。
一瞬では死ぬことができないので、途中で飲めなくなる人もいると思います。
中途半端に毒を飲んでしまったら、死ねない上に悲劇が待っていることでしょう。
引用:ironna

引用:産経新聞
はじめは死にたいと思って安楽死を望みますが、実際に死ぬときになったら、気持ちに変化があらわれてしまう人もいるということのようです。
ちなみに、アメリカの安楽死団体では、「死ぬための点滴」を用意してもらい、「自分で点滴をスタートさせる」という方法をとっているところもあるのだそう。
また、高須院長がこのスイスの安楽死協会の方法について、以下のような方法だということを語っていました。
- 場所は病院などではなく、普通の民家
- 方法は、クラブの人が「致死量の睡眠薬」の入ったオレンジジュースを飲ませてくれる。
- 服用後に吐き気がしたら、吐き気も止めてくれる。
この方法に対し、高須院長が「安楽死なんだから、もっと現代的な気持ちよく死ねる方法にしてよ」というと・・・
「これが創立以来変わらないスタイルなんです」と、返答されたといっていました。
それを知りつつも会員になったということは、この方法に納得したということなんですね。
高須院長がスイスの安楽死協会に加入した理由とは?
高須院長がスイスの安楽死協会に加入した理由とは何だったのかも気になります。
高須院長は、2020年現在、全身をがんに侵されるという状態で、病と闘っています。
2018年の9月に自身が全身がんに侵されていることをSNSで公表。
しかしそれ以降も、生活に全く変化がなく、病院にいけば3時間も回診に回り、その他も仕事もかなり精力的にこなしているといいます。
そんな高須院長がなぜ「スイスの安楽死協会」に加入したのか。
その理由を高須院長は以下のように語っていました。
「入会を認められたら、好きな時に極楽往生できる。海外で余生を過ごしたいとかそういった欲求はないけど、スイス経由で天国に旅立つって、なんかかっこいい気がしない?」
毎日を精力的に動いてきた高須院長にとっては、動かなくなった体を病院のベッドに横たえて、ずっと死を待つというのは、嫌なのかもしれませんね。
死ぬ瞬間ですら、自分で決めたい。
それが高須院長の生きざまなのかもしれません。
高須院長が加入したスイスの安楽死協会の会費はいくら?
高須院長が加入したスイスの安楽死協会。
世界各国で、唯一外国人の入会も認められている団体です。
このスイスの安楽死協会「ディグニタス」の会費はいったいいくらなのでしょう。
高須院長が公表しているディグニタスの請求を見ると、「invoice amount」とあり、invoiceが請求書、amountが総額などという意味なので、この部分が請求金額のようです。
そして横を見ると・・・「280CHF」と書かれています。
これは280スイスフランと読むのだそうで、1スイスフラン=112円(2020年2月16日のレート)で計算すると・・・おおよそで31,630円となります。
その他にも、安楽死を実際に行う際に、自殺ほう助の代金や、警察の捜査費用、火葬や遺体の搬送費用などが別途かかるようで、その総額はスイスへの旅費込みで100万~200万円ほどとなっているようです。

ディグニタスのDying Room
つまり「スイスの安楽死協会」に加入すると、年会費が発生し、実際にまた安楽死を行う時に様々な費用が発生するという仕組みのようですね。
高須院長にとっては、小銭程度な金額なのではないでしょうか。
その破格の値段で、全身がんに侵されている自分が、いつでも好きな時に楽に死ねるというならば、加入を望むのは理解できる気がします。
まとめ:高須院長が会員のスイスの安楽死協会とは?加入した理由や会費はいくらかも調査!
SNSで「スイスの安楽死協会」へ会費の払い込みを済ませたことを公表した高須院長。
全身をがんに侵されているとは思えない、精力的な活動ぶりですが、いつ体の状態が悪化しても大丈夫なように、対策をとられているのかもしれませんね。
ですが、ネットをはじめ、高須院長には「もっと長生きしてほしい」という声が相次いでいます。
スイスの安楽死を使わずに、高須院長が1日でも元気に過ごされることを、心より願っています。