田村由美さんの漫画『ミステリと言う勿れ』。
第1巻では2つのエピソードが収録されています。
\『ミステリと言う勿れ』第1巻内容/
- エピソード1 容疑者は1人だけ
- エピソード2 【前編】会話する犯人

主人公・久能整と読者が出会う最初の一冊だね。
漫画『ミステリと言う勿れ』第1巻は、主人公・久能整(くのう ととのう)と読者が出会う最初の1冊です。
本記事では、1巻に収録されている2エピソードのあらすじを、結末ギリギリのところまで、お伝えしています。
*ネタバレ部分は、プルダウンで見る見ないを選択できる仕様になっているので、安心して読み進めてくださいね。



ではでは第1巻のエピソードを語っていくよ。
漫画『ミステリと言う勿れ』第1巻エピソード1【ネタバレあらすじ】容疑者は1人だけ


第1巻のエピソード1「容疑者は1人だけ」では、久能整というキャラクターと、久能が事件捜査に関わっていくようになったきっかけを知ることができます。
第1巻エピソード1:①容疑者と疑われる久能整


寒さが心地よく感じるある冬の日。
主人公の久能整は、趣味のカレー作りを楽しんでいた。
そこへやってきたのは、近所で起きた殺人事件を捜査しているという大隣警察署の捜査員たちだった。
公園で遺体となって発見された寒河江健(さがえ けん)と久能は同じ大学で顔見知りであった。
また、事件の当日「久能によく似た人物と寒河江が言い争っているのを目撃した」との情報提供もあったため、犯人の疑いをかけられてしまったのだった。
大隣警察署への任意同行に承諾した久能。
取調室ではアリバイ崩しなど、さまざまな質問が投げかけられていく。
自分はやっていないことを告げるも信じてもらえず、久能はその日から、取り調べを受けるため、毎日警察署に足を運ぶことになったのだった。
第1巻エピソード1:②警察署員達に一目置かれる


取り調べを続ける中、警察署員たちの抱える悩みや背景を知っていく久能。
思春期の娘がいる乙部克憲(おとべ かつのり)巡査は、娘の自分に対する態度や言葉に悩んでいた。
妊娠中の妻がいる池本優人(いけもと ゆうと)巡査は、口論の絶えない妻との関係に悩んでいた。
捜査室の紅一点、風呂光聖子(ふろみつ せいこ)巡査は、女性だからという理由でまともに仕事に携わらせてもらえない状況に悩んでいた。
いつも冷静な青砥成昭(あおと なりあき)巡査部長は、過去の捜査ミスで「冤罪事件」を起こしてしまったことをいつまでも心の奥底で悔やんでいた。
そして、捜査員達を取りまとめる薮鑑造(やぶ かんぞう)警部補は、一昨年に起きた轢き逃げ事故で、妻と子どもを亡くし、心の中に癒えない傷を抱えたままとなっていたのだった。
署員たちの悩みの本質を見抜き、独特な語り口で、解決へのヒントとなる言葉を語っていく久能。
思いがけない考えに、ハッと何かを気付かされる署員たち。
久能が取調べを受けている間にも、アドバイスをもらった署員たちの日常は少しづつ良い方向に向かっていくのだった。
久能は、犯人容疑をかけられながらも、捜査員たちに一目置かれるようになっていった。
第1巻エピソード1:③物的証拠が出た


久能は犯人ではないのかもしれないーー。
そんな雰囲気が少しづつ漂い始めたある日、久能が犯人だと強く言い続ける薮警部補は、久能宅の家宅捜査を行なった。
そこで見つかったのは、久能の指紋のついた凶器と、寒河江から金を借りようとしていたとみられる借用書だった。
詰め寄る薮の質問に答えている最中、何かを思い出した久能は突然押し黙ってしまったのだった。
第1巻エピソード1:④捜査員に調査を頼む


何かを考え込んだまま、取調室に泊まることとなった久能。
翌朝、やってきた捜査員達に「気になる点」の調査を依頼した。
久能は、誰かが自分に罪を着せようとしていると感じ、その対抗手段として、真犯人を自らの推理で見つけようとしていたのだった。
見つかったという凶器のこと。
家の鍵のこと。
調査の結果、明らかになったことを繋ぎ合わせていった久能は、とうとう1つの結論に辿りついたのだったーー。
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\犯人は本当に久能だったのか/


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第1巻エピソード1:登場する主な人物
漫画『ミステリと言う勿れ』第1巻に登場する主な人物は、以下の通りです。
- 久能整(くのう ととのう)
この物語の主人公。
友達や恋人がいなくても気にならず、1人の暮らしを淡々と楽しんでいる大学生。
アフロヘアーと持論を淡々と語る独特の語り口が特徴。 - 寒河江健(さがえ けん)
第1巻エピソード1で起きた殺人事件の被害者。
久能とは高校・大学が同じで顔見知りではあるものの、真反対なキャラクターなため、親しくはなれなかった。
父親が会社社長という裕福な家庭で育ち、見た目も生活も派手な振る舞いをしていた。 - 乙部克憲(おとべ かつのり)
大隣警察署の巡査。
思春期の娘を持つ中年男性である。
上司には強く出ることができず、言いなりになってしまう一面がある。 - 池本優人(いけもと ゆうと)
大隣警察署の巡査。
人懐っこく、誰とでもすぐに打ち解けてしまう明るい性格をしている。
久能と初めて出会った時、妻は妊娠5ヶ月だった。 - 風呂光聖子(ふろみつ せいこ)
大隣警察署の巡査。
捜査チームの中では紅一点の存在。
男社会の警察署の中で、女性であるという理由から何かと虐げられることが多く、職場での存在意義に悩んでいた。 - 青砥成昭(あおと なりあき)
大隣警察署の巡査部長。
正義感が強く、真面目で無愛想、クールで感情をほとんど表に出さないが、内面は仲間思いの熱い性格をしている。
結婚しており妻と12歳の娘がいるが、久能と出会った頃はすでに別居状態にあった。
以前は、大きな部署に所属していたエリートでもあるが、冤罪事件を起こし大隣警察者に飛ばされたのであった。 - 薮鑑造(やぶ かんぞう)
大隣警察署の警部補。
家庭はほとんど顧みず、仕事一徹に生きてきた。
数年前に、妻と11歳の子どもを轢き逃げで亡くし、心に大きな傷を抱えている。
事故のあった当時、張り込み中で妻と子の死に目に会えなかったことをずっと悔やみ続けていた。
漫画『ミステリと言う勿れ』第1巻のエピソード1では主に、主人公の久能整と、大隣警察署の署員たちとのやりとりで、物語が進んでいきます。



久能整の鋭い推理力に驚かされるよ。
\久能整の魅力にハマる1冊/


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漫画『ミステリと言う勿れ』第1巻エピソード2【ネタバレあらすじ】会話する犯人【前編】


第1巻のエピソード2「会話する犯人【前編】」では、今後の物語のキーマンとなる人物が登場。
絶好調の久能節もますます楽しめるエピソードとなっています。
第1巻エピソード2前編:①外出の予定が狂う


ある晴れた秋日和の日。
カレー作りを楽しんでいた久能の元へ、大隣警察署の池本巡査が訪ねてきた。
用件は事件などではなく、妻と喧嘩した内容について久能に相談するためだった。
突然の訪問に戸惑いながらも、久能はいつものごとく持論を語り始める。
目から鱗のヒントをもらった池本は、ついでに最近起きている事件についてもアドバイスをもらおうと話出すが、出かける予定のあった久能に断られてしまう。
池本は、「興味が湧いたら連絡してよ」と自身の連絡先を久能に無理やり渡し、意気揚々と帰って行くのだった。
突然の客人対応で予定がやや狂ってしまった久能は、以前から楽しみにしていた「印象派の絵画展」へ、やや慌てるようにいそいそと出かけて行く。
バス停へとやってきた久能。
美術館方面へ向かうバスが今にも出発しそうであったため、慌てて飛び乗ったのだった。
第1巻エピソード2前編:②乗車したバスは・・・


印象派展の最終受付にもゆとりをもって間に合うバスに、なんとか乗れたと安堵する久能。
いつの間にか、ウトウトと居眠りをしてしまっていた。
周囲のざわつく声で目を覚ました久能が窓の外を見ると、美術館へ向かう方面とは全く違う道路を走行していた。
驚き、バスの運転手に確認しようと立ち上がった久能を制したのは、刃物を持った1人の男。
バスは、ハイジャックされてしまっていたのだった。
ハイジャック犯は、人質にした乗客1人ひとりに質問を始める。
名前や職業、バスに乗っていた理由のほか、自身の欠点についてなどだった。
久能は、それぞれが話すのを聞きながら、人となりを観察していた。
バイトに向かう予定だった淡路一平(あわじ いっぺい)、クリニックに向かう途中だったという主婦の柏めぐみ(かしわ めぐみ)。
大手企業で重役を務め、定年退職した壮年・奈良崎幸仁(ならざき ゆきひと)に、コミュ障だという無職の青年・小林大輔(こばやし だいすけ)。
名前以外ほとんど素性の分からない男・坂本正雄(さかもと まさお)
容姿端麗・冷静沈着な様子の大学院生・熊田翔(くまだ しょう)。
年齢も性別もバラバラな、総勢7名の乗客が乗り合わせていた。
第1巻エピソード2前編:③エスカレートする会話


独特な語り口で、他の乗客と犯人との会話に口を挟む久能に、興味を持ち話しかけてきたのは、久能とも歳が近い大学院生の熊田翔という男性であった。
行く先も分からず走行を続けるバスの中で、乗客たちはさまざまな会話をしながら、時を過ごしていた。
犯人の目的は何か。
この状況を打開するにはどうすれば良いのか。
主婦の柏がやや体調悪そうな様子であったため、久能が手元に持っていた未開封の水を差し出すが、飲まないと拒否。
その様子に、トイレに行けないことを心配しているのでは、と察した久能と熊田翔は、犯人にトイレ休憩の提案を申し出る。
犯人は提案を承諾、途中の公園へ立ち寄りバスを止めさせた。
公園へ着くと、犯人は「1人ずつ行くこと」「3〜5分以内に必ず戻ること」そして、「1人でも逃げたら残っている乗客が全員皆殺しになること」を告げる。
久能は、1番初めにトイレに行くことを指示された。
バスを降りて振り返ると、路線バスには「山田観光バス」と書かれたシートが貼られ、観光バスにカモフラージュされていた。
久能は、トイレを済ませつつ、この状況を外部になんとか知らせる方法を考えていた。
その時、池本巡査にもらった携帯番号が胸ポケットにあることに気付く。
久能は、別の紙に電話番号とメッセージを残し、トイレ棟の横にそっと置いたのだった。
再び長い乗車と犯人との会話が始まった。
「なぜ人を殺しては行けないのか」と興奮しかかるバスジャック犯に久能は、犯人・犬堂オトヤ自身の持つコンプレックスについて語り始めた。
犯人の言動は、「強い劣等感の裏返しである」ということ、「自分を賞賛してくれない、認めてくれない周囲へ強い憤りや怒りを持っていること」などを語ると、犯人は逆上し久能に斬りかかってきたのだった。
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\バスジャック犯の狙いは/


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第1巻エピソード2前編:登場する主な人物
- 久能整(くのう ととのう)
この物語の主人公。
バスジャックにあった日は、絵画の印象派展へ向かう途中だった。
バスジャックされたことで、もう間に合わないことを悟り根に持っている。 - 淡路一平(あわじ いっぺい)
バスに乗っていた乗客。
コンビニのバイトに向かう途中だった。
バイトを始めてもすぐにクビになってしまい続かないことを悩んでいた。 - 坂本正雄(さかもと まさお)ー犬堂ガロ
バスに乗っていた乗客。
たまたまバスに乗っていたと発言、職業も不祥。 - 柏めぐみ(かしわ めぐみ)
バスに乗っていた乗客。
主婦をしておりハイジャックされたバスにはクリニックに向かう予定で乗車していた。 - 露木リラ(つゆき りら)
バスに乗っていた乗客。
ジャーナリストをしていると語るも、犯人には居酒屋でバイトしている女だと嘘をつく。 - 奈良崎幸仁(ならざき ゆきひと)
バスに乗っていた乗客。
大手保険会社で重役をしていたが定年で退職。
現役時代は「鬼」と呼ばれ、周囲から一目置かれていたと語る。
退職後は毎週バスでボランティアに通っていた。 - 小林大輔(こばやし だいすけ)
バスに乗っていた乗客。
無職。
コミュ障であることを自覚。
ハイジャックされたバスには、祖父の見舞いに行くところであったと語っている。 - 熊田翔(くまだ しょう)
バスに乗っていた大学院生。
友達の家に向かう途中だったと語る。 - 犬堂オトヤ(いぬどう おとや)
バスジャック犯。
キレやすい性格を自覚。
第1巻のエピソード2は主に、バスの乗客とハイジャック犯との会話で物語が進んでいきます。
どんな背景を持った人物なのか考察しながら読むと、伏線が見えてきて、作品の奥深さを感じます。



セリフの意味が分かると面白い!
\登場人物の背景も明らかに/


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【まとめ】漫画『ミステリと言う勿れ』第1巻は久能整を知る大事な物語
漫画『ミステリと言う勿れ』の第1巻は、主人公・久能整と読者が出会う、最初の物語です。
現実社会でもそうそう出会うことのない個性強めなキャラクターである久能整。
その人物像を知ってしまったら、一度で久能ファンになってしまうこと間違いなしの憎めないキャラクターをしています。
久能整という人物の魅力。
そして、これから久能が難事件・怪事件の数々に巻き込まれていくようになったきっかけを知る、大事な1冊でもあります。
漫画『ミステリと言う勿れ』を楽しむなら、絶対に外せない1冊となっていますので、ぜひもれなく読んでみてくださいね。


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