ドラマ『風間公親 教場0』には、原作があります。

この記事では、以下のようなことをまとめているよ。
- 原作の詳細や作者
- いますぐ原作が見れるところ
- 脚本家
この記事を読み終わるころには、ドラマ『風間公親 教場0』の原作が、今よりもっと見たくなっているはずです。



ではでは、『風間公親 教場0』の世界に入ってみよう。
ドラマ『風間公親 教場0』の原作は長岡弘樹の小説『教場』シリーズ


ドラマ『風間公親 教場0』の原作は、長岡弘樹さんの小説『教場』シリーズです。
原作の小説『教場』は、日本の警察学校を舞台にした物語。
あらすじは、以下のようになっています。
今作は、「教場」(2020年)、「教場II」(2021年)で風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。
その頃の風間はまだ右目が失われておらず、両方の“眼”で誰よりも早く真実を見抜き、指導する新人刑事とともに事件に挑んでいた。
風間による新人刑事への教育は「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。
引用元:シネマカフェ



「教場」という言葉は、警察学校での「クラス」を意味しているんだって。
この物語が初めて世の中に出たのは、小学館が発刊する小説雑誌『STORY BOX Vol,1(2009年9月)』でした。


その後、同じ小説雑誌に複数回に分けて掲載。
人気を集め、書籍としても発刊されました。
教場シリーズは、いずれも連続短編集となっていて、第1作〜第6作まであります。
- 第1作目『教場』:第98期初任課短期課程の風間教場の話
- 第2作目『教場2』:第100期初任課短期課程の風間教場の話
- 第3作目『教場0 刑事指導官・風間公親』:風間公親が警察学校の教官になる前の捜査一課時代の話
- 第4作目『風間教場』:第102期初任課短期課程の風間教場の話
- 第5作目『教場X 刑事指導官・風間公親』:風間公親が教官になる前の捜査一課にいた頃の話続き、教場0の後のこと
- 第6作目『新・教場』:第94期初任課短期課程の風間教場の話
ドラマ『風間公親 教場0』は、教官・風間公親が警察学校に赴任する前の前日譚が描かれた物語となっています。
小説『教場』シリーズの中では、第3作目のストーリー『教場0 刑事指導官・風間公親』辺りが元となっているようです。
ドラマ『風間公親 教場0』原作者・長岡弘樹はこんな人物


- 名前:長岡弘樹(ながおかひろき)
- 生年月日:1969年
- 出身地:山形県
小説家・長岡弘樹さんは、2003年『真夏の車輪』で『第25回小説推理新人賞を受賞。
2年後の2005年に、『陽だまりの偽り』にて単行本デビューを果たしました。
長岡弘樹さんの代表作には、以下のようなものがあります。
- 陽だまりの偽り
- 傍聞き(かたえぎき)
- 波形の声
- 119
- 教場シリーズ
- 赤い刻印
- 白衣の嘘
- にらみ
- 殺人者の白い檻


ただの謎解き話ではなく、その先に一捻りある展開がさすが長岡さんの短編集という感想でした。ちょっと切なかったり、人の心が感じられるミステリー。どの話も面白くて後味が爽やか。
引用元:読書メーター


長岡弘樹さんの作品はどれを読んでも当たりばかり。短編が全て面白い1冊ってすごいなと思う。表題作の『赤い刻印』が伏線回収的に一番面白かった。 〜中略〜 寝る前にちょっと、のつもりで読んだが目が覚めた。
引用元:読書メーター



『教場』以外も読んでみたいね。
長岡弘樹さんの作品は短編が多いのですが、短編をよく執筆されるのは、「長編執筆に比べると、かかる労力も時間も少ないため、1つの作品が仕上がるまでの工程をたくさん経験できるから」という理由があるからなのだそう。
長岡弘樹さんの書く小説は、どの作品も、人物の細やかな心情が繊細に丁寧に描かれているせいか、読み始めるとあっという間に物語の中に引き込まれてしまいます。
長岡弘樹さんは受賞歴も素晴らしく、以下のような賞を受賞されています。
- 2003年・第25回小説推理新人賞 受賞(『真夏の車輪』にて)
- 2008年・第61回日本推理作家協会賞 短編部門 受賞(『傍聞き』にて)
- 2014年・第14回本格ミステリ大賞 小説部門 候補(『教場』にて)
- 2014年・第17回大藪春彦賞 候補(『波形の声』にて)



推理小説入門としてもおすすめだね!
また、長岡弘樹さんの書いた小説が原作となったドラマは、『教場』だけではありません。
- マザー・強行犯係の女〜傍聞き〜(2016年4月〜放送):原作『傍聞き』
- 教場(2020年1月、2021年1月、2023年4月〜放送):原作『教場』シリーズ
- 赤い刻印〜ショカツ刑事・羽角啓子(2020年3月放送):原作『赤い刻印』





ドラマ化された作品もっと見たいね!
ドラマ『風間公親 教場0』は、長岡弘樹さんの小説『教場』シリーズが原作となっていますが、その小説を漫画化したものもあります。
『教場』シリーズを漫画化したのが、みどりわたるさん執筆の『教場(小学館)』。
みどりわたるさんが漫画化した『教場』は全部で5巻あります。



長い文章を読むのが苦手な人は漫画がいいよ。








ドラマ『風間公親 教場0』の原作がいますぐ読めるところ


ドラマ『風間公親 教場0』の原作は、以下で読むことができます。
いずれのサイトも、初回アクションで70%〜90%オフになるクーポンがもらえます。
『ebook japan(イーブックジャパン)』のクーポンは、1回限りではなく、6回使えるとのことなので、シリーズものを読むならかなりお得です。



イーブックジャパンはPayPayが使えて便利!
『DMMブックス』では、終了期間は未定ですが、読みたい作品が初回購入時90%オフになるクーポンも配布中です。
ドラマ『風間公親 教場0』の脚本家は君塚良一
ドラマ『風間公親 教場0』の脚本を担当されたのは、ドラマ『教場』シリーズでずっと脚本制作を担当している、君塚良一さん。



この人なしでは、ドラマ『教場』は生まれなかったのでは?と思われるほど、影の立役者だよ。


- 名前:君塚良一(きみづかりょういち)
- 生年月日:1958年4月21日
- 出身地:東京都港区
脚本家・君塚良一さんは、脚本家・放送作家として活躍されるほか、自身でもメガホンを取り、映画監督として作品作りに関わることもある人物。
君塚良一さんが脚本・監督として制作に深く関わった作品には、以下のようなものがあります。
- ドラマ『太陽にほえろ!』(脚本家デビュー作)
- バラエティ番組『欽ちゃんの週刊欽曜日』(放送作家集団・パジャマ党にて)
- バラエティ番組『欽ちゃんのどこまでやるの!?』(放送作家集団・パジャマ党にて)
- ドラマ『心はロンリー気持ちは「・・・」』(脚本)
- ドラマ『ずっとあなたが好きだった』(脚本)
- ドラマ『ナニワ金融道』シリーズ(脚本)
- ドラマ・映画『踊る大捜査線』シリーズ(脚本)
- ドラマ『世にも奇妙な物語 秋の特別編 あけてくれ』(演出)
- 映画『MAKOTO』(初監督作品)
- 映画『誰も守ってくれない』(脚本)
- バラエティ番組『全日本仮装大賞』(放送作家)







よく知られてる作品ばかりだね。
君塚良一さんは、高校生時代から映画が大好きで、1年間で500本以上もの作品を視聴していたといいます。
たくさんの作品を観る中で出会ったのが、1971年にアメリカで製作された映画『わらの犬』でした。
映画『わらの犬』に強い感銘を受けた君塚良一さんは、この作品を「自身の原点」と語っています。


才能の塊のような君塚良一さんですが、多数の賞も受賞しています。
- 1997年・第12回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(『踊る大捜査線』にて)
1999年・第22回日本アカデミー賞 優秀脚本賞(『踊る大捜査線 THE MOVIE』にて)
2000年・第27回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(『ラブコンプレックス』にて) - 2004年・第27回日本アカデミー賞 優秀脚本賞(『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』にて)
- 2008年・第32回モントリオール世界映画祭 ワールド・コンペティション部門 最優秀脚本賞(『誰も守ってくれない』にて)





名の知れた賞もたくさんだね。
ドラマ『教場』シリーズが多くの人に支持されてきた理由の1つは、脚本家・君塚良一さんの素晴らしい才能が加わったからかも知れないですね。
ドラマ『風間公親 教場0』作品情報


- 作品名:風間公親 教場0
- 原作:長岡弘樹『教場』シリーズ
- 脚本:君塚良一
- 制作:フジテレビ・SWITCH
- 放送時期:2023年4月10日から 月曜21:00〜21:54
- 放送局:フジテレビ
- 主演:木村拓哉
- 主なキャスト:佐藤仁美・和田正人・高橋ひとみ・光石研・小日向文世


まとめ
ドラマ『風間公親 教場0』の原作は、長岡弘樹さんの小説『教場』シリーズでした。
また、みどりわたるさんにより、漫画化した作品も出版されていました。
脚本家は、『なにわ金融道』や『踊る大捜査線』などでも脚本を制作された、君塚良一さんが担当されていました。
ドラマもとても面白かったですが、原作小説ではより深い世界観を味わえるので、一度読まれて見ることをおすすめします。
文章が苦手な方は、みどりわたるさんにより漫画化されたコミックが読みやすいですよ。



『風間公親 教場0』は、以下から今すぐに読み始めることができるよ。

