二階堂ふみさん、GACKTさんらが出演する映画『翔んで埼玉』。
原作は、魔夜峰央さんの同名漫画です。
\この記事に書かれていること/
- 原作はどんな物語なのか
- 原作者はどんな人物か
- 原作漫画を今すぐ読めるところはどこか

『翔んで埼玉』という作品を、より身近に感じることができるよ。
映画と合わせて、原作漫画の魅力にぜひ触れてみてください。



目次をクリックすると、好きなところから見られるよ。
映画『翔んで埼玉』原作は魔夜峰央の同名漫画【作品解説】
映画『翔んで埼玉』の原作は、魔夜峰央さんの同名漫画『翔んで埼玉』です。
\『翔んで埼玉』はこんな本/


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■書籍情報
- タイトル:翔んで埼玉
- 著者:魔夜峰央(まや みねお)
- 出版元:白泉社
- 出版日:2015年12月24日
- 価格:330円(税込)
漫画『翔んで埼玉』は、白泉社の発行するコミック誌『花とゆめ』の「1982年冬の別冊」「1983年春/夏別冊」に3回に分けて連載された作品です。
この作品が生まれた詳しい経緯は、記事後方の「原作小説が誕生するまで」でご紹介していますが、作品を執筆し始めた当時、作者の魔夜峰央さんは、「極度なストレスがかかる環境にいた」そうです。
その環境とは、以下のようなものだったそう。
- お世話になっている編集部の勧めで新潟から埼玉に引っ越してきたばかりだった。
- 引越し先のすぐ近くには、編集長や編集部長が住んでいた。
仕事の合間に、憂さを晴らすために書き上げたのが、『翔んで埼玉』という作品だったそうです。
漫画『翔んで埼玉』は、発表から30年以上経った2018年に実写化に向けて製作が進み、2019年2月22日より全国の映画館で公開されると、瞬く間に大ヒット。
すぐに続編製作の話も決まり、2022年に公開予定との発表も打ち出されましたが、主演俳優の体調不良の影響で、撮影が延期。
その後、俳優の体調が回復してきたことで、2022年10月より撮影が再開されました。
こうして出来たのが、続編の映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』という作品です。





続編は2023年11月23日から公開となったよ。
映画『翔んで埼玉』原作漫画のあらすじ・内容


原作漫画『翔んで埼玉』は、以下のようなあらすじ・内容となっています。
\漫画『翔んで埼玉』はこんな物語/
出身地や居住地により激しい差別を受ける、架空世界の日本を舞台に、物語は紡がれていきます。
ある日、東京都にある名門校に麻美麗(あさみ れい)という容姿端麗な男子学生が転校してきます。
彼は東京・丸の内にある麻生証券の御曹司。
しかし、本当の姿は埼玉県で一・二を争う大地主・西園寺家の子息でした。
埼玉県民であることがバレたら、父と目論んでいた計画が実行できなくなってしまう。
麻美麗は、あくまでも東京生まれ、東京育ちの御曹司として細心の注意を払って生活していたのでした。
ところがある日のこと。
訪れたデパートで、埼玉県民の家政婦が虐げられているのを見た麻生麗は、思わず庇ってしまったのでした。
その行動により、麻生麗もまた埼玉県民であることが露見。
これまでのように東京に住み暮らすことができなくなり、埼玉県の所沢市へ戻ることとなったのでした。
埼玉へ戻った麻生麗は、全国から虐げたれる扱いを受ける埼玉県民を守るため、抵抗運動を開始。
しかし、その活動を邪魔しようとするものが、すぐに現れたのでした。
その者の名前は、階階堂進(かいかいどう すすむ)。
自民党の幹事長を務め、差別政策の維持を推進する人物でした。
階階堂進の策略により、窮地に陥る麻生麗。
麻生麗を慕い、助けようと影ながら支えてきた白鵬堂百美(はくほうどう ももみ)もまた、窮地に陥ってしまうのでした。
絶体絶命のピンチに見舞われた麻生麗と白鵬堂百美。
2人は、差別政策に打ち勝つことなく、潰されてしまうのかーー。
気になる物語後半は、原作漫画で実際に読んでみて欲しいのですが、驚きの展開が待っています。
まさか、そんな設定を持ってくるとは・・・と、思わず口があんぐりしてしまいましたが、作者の遊び心に「いやぁ〜やっぱそこまでぶっ飛んで行かないとね!」とニンマリ笑ってしまうのでした(笑)
物語の本当の面白さは、原作漫画を実際に読んでみた人にしかわからないものがあります。
ぜひ一度、読んでみてください。
紙コミックでは手に入りませんが、電子書籍化されているので、すぐに楽しむことが出来ますよ☺︎
\衝撃の展開をぜひ!/


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映画『翔んで埼玉』原作漫画の作者・魔夜峰央はこんな人物
漫画『翔んで埼玉』の作者・魔夜峰央さんは、以下のような方です。


- ペンネーム:魔夜峰央(まや みねお)
- 本名:山田峰央(やまだ みねお)
- 生年月日:1953年
- 出身地:新潟県新潟市(現・中央区)
作者の魔夜峰央さんは、ギャグ漫画・少女漫画を得意とする漫画家さんです。
魔夜峰央さんの代表作には、以下のような作品があります。
- 漫画『パタリロ!』シリーズ
- 漫画『アスタロト』シリーズ
- 漫画『トラウマ!!』シリーズ
- 漫画『飛んで埼玉』
- 漫画『妖怪缶詰』
- 漫画『親バカ日誌』
- 漫画『眠らないイヴ』









知ってる作品はあった?
魔夜峰央さんが、漫画を描き始めたのは、高校2年生の夏休みの時。(正確には8月28日からとご本人は語っている。)
それ以降、毎日のように漫画を描き続けていたそうです。
魔:ほんとにマンガが好きで、マンガだけ描いてましたね。本格的に描き出したのは高校2年の夏休み、8月28日。はっきり覚えてます。それからは毎日毎日マンガばかり描いていて…とにかく、マンガを描いてるのが一番楽しかったですね。マンガさえ描ければ幸せ、というくらい。
引用元:リアルガイド給湯室
高校を卒業し、大阪芸術大学に入学したものの、2年で退学。
漫画家になるため、作品を作りを続ける日々を過ごされました。
1973年(昭和48年)、コミック誌『デラックスマーガレット』の秋の号に、作品『見知らぬ訪問者』が掲載。
漫画家としてのデビューとなりました。
1978年(昭和53年)には、『ラシャーヌ!』という作品で初めての連載を開始。
同年には、大ヒットしアニメ化もされた『パタリロ!』の連載もスタートされました。
『パタリロ!』がアニメ化された1982年頃、居住地を新潟県から埼玉県の所沢市に変更。
その時期、仕事の合間に書き上げたのが、本作『翔んで埼玉』という作品です。
その後、居住地を神奈川県へ変更。
フジテレビのクイズ番組『クイズ!お金が大好き』にレギュラー出演されたり、当時流行っていたファミリーコンピュータ用のゲームソフト『エシュリオン』のキャラクターデザインを手がけたり・・・と、活躍の場を広げられていきました。



漫画『パタリロ!』は今でも連載中というから驚きだよ!
映画『翔んで埼玉』原作漫画を読んだ人の感想・レビュー


原作となった漫画『翔んで埼玉』を読んだ方々からは、以下のような感想・レビューが寄せられていました。
映画も見ましたが、やはり原作でしょう!と購入。
引用元:ebook japan
噂通り途中で終わっているんですね。
魔夜先生の考えるエンディングもぜひ読みたいです。続きの執筆お願いします!
なんだかすごいとしか言いようがない…笑。テンション高いなあ。
引用元:ブクログ
面白かった!!
引用元:ブクログ
人種差別、アパルトヘイトの話なのだが、ここまでギャグにしてしまうとお見事しかいいようがない。
未完なのが残念。
クリックで開きます☺︎
ギャグ漫画としては最高の褒め言葉「面白かった!」で溢れていたレビューでした。
「完結しないまま、途中で作品の執筆をやめてしまった」という話は本当で、かなり続きが読みたくなる感じでラストを迎えています。
とはいえ、描かれている部分だけでも十分楽しめるストーリーとなっているので、これから読む方は、安心して読み始めてくださいね。
映画でも有名になった「そこら辺の草でも食わせておけ!」もしっかりこの目で確認することが出来ます。



本当に名セリフ(笑)
リラックスタイムのおともに、元気が欲しい時に、さら〜っと手に取って読み始めたい一冊です。
物語は短く1巻しかないので、ちょっとした隙間時間にもすぐに読み切れてしまいますよ。
\そこら辺の草でも食わせておけ!/


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映画『翔んで埼玉』原作漫画が今すぐ読めるところ・買えるところ
原作の漫画『翔んで埼玉』が今すぐ読めるところ、買えるところは以下の通りです。
漫画『翔んで埼玉』を読み始めるなら、断然「電子書籍での閲覧が便利」です。
書店が閉まっている夜中に急に読み始めたくなっても大丈夫。
本を買いに書店に行く時間がなくても大丈夫。
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映画『翔んで埼玉』原作漫画が誕生するまで
漫画『翔んで埼玉』の誕生には、思わず笑ってしまう面白い経緯があります。
作者の魔夜峰央さんは、漫画『パタリロ!』の連載でお世話になった、コミック誌『花とゆめ』の編集長から、「新潟から都会へ引っ越したらどうか」との提案を受けました。
こまかな理由は明かされていませんが、おそらく原稿のやりとりなど仕事上の利便性を考えての提案だったのではないでしょうか。
提案を受けて、引越しを決意した魔夜峰央さん。
編集部のバックアップを受け「東京へ住める」と浮かれた気持ちで引っ越してきたら、「埼玉県の所沢市」だったそうです。
当時、埼玉県の所沢市は、まだ田舎で都会のイメージとは全くかけ離れた街並みをしていたそう。
また、引越してきた家の近くには、『花とゆめ』の編集長や、白泉社の編集部長も住んでいることが判明したそう。
それを知った魔夜峰央さんは、「締め切りを催促しにくるかも」「連載打ち切りを通告しにくるかも」と、いつもビクビクしながら暮らすこととなったそうです。



実際はそうではなかったのかも知れないけどね(笑)
極度のストレス状態の中、憂さを晴らすように書き始めたのが、漫画『翔んで埼玉』だったそうです。
『翔んで埼玉』の「翔んで」には、「飛んできたら埼玉だったじゃん!」とか「埼玉に来て飛んだ気持ち(詰んだような気持ち)になった…」みたいな意味合いが含まれているのかも知れませんね。
漫画の内容も「埼玉をディスる」ものとなっているので、当時の魔夜峰央さんが出したくても出せなかった「憤りの現れ」だったのかも知れないと思うと、納得するものがあります(笑)
当時のことを、魔夜峰央さんは以下のように語っています。
「一時的な気の迷いだったんでしょうね。錯乱していたのかもしれない。おっかない看守がふたりいて、独房の片隅で何とか自分を発散したい、ここから逃げ出したい!と、もう半狂乱で描いていたんでしょうね。相当追い詰められていたのではないかと」
引用元:AREA.dot
第三者から見れば、そんな魔夜峰央さんを少し哀れに思いながらも「面白いなぁ」と感じますが、ご本人にとっては、それほど深刻な思いだったのかも知れませんね。



魔夜先生大変だったんだね(笑)
こうして生まれたのが、『翔んで埼玉』という作品なのでした。
ちなみに、埼玉をディスる内容となっている『翔んで埼玉』ですが、これまでに埼玉県民からのクレームは無いとのこと。
代わりに、作中で少しだけ触れた茨城県をディスる表現に関しては、茨城県に住む妻の親戚から「一度だけクレームをつけられた」と語られています。



埼玉県知事からは後日、「悪名は無名に勝る」と肯定的なコメントをもらったそうだよ(笑)
\笑うと元気になるよ/


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【まとめ】映画『翔んで埼玉』原作漫画は心のモヤモヤも一瞬で吹き飛ばしてくれる爽快なギャグ漫画だった
映画『翔んで埼玉』の原作は、魔夜峰央さんの同名漫画『翔んで埼玉』でした。
初めは、作者・魔夜峰央さん自身の憂さを晴らすために描いていたという『翔んで埼玉』。
本作は、魔夜峰央さんが、半ば騙される形でやってきた埼玉県をディスる内容となっていますが、ストーリーをよくよく読んでいくと、埼玉県への愛を感じます。
なんだかんだブツブツぼやいていても、心の奥底では埼玉県を愛していたのかも知れませんね。
「ギャグ漫画界の重鎮」といっても過言ではない、魔夜峰央さんが描いた伝説の未完漫画『翔んで埼玉』。
一生のうち一度読んでおいても損はない作品です。



生きていく元気が出てきちゃうよ。
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