映画『怪物の木こり』原作は同名小説【解説】今すぐ読める所|あらすじ|原作者|感想評価

映画『怪物の木こり』原作は同名小説【解説】今すぐ読める所|あらすじ|原作者|感想評価

*本記事には広告が含まれています。

亀梨和也さんが主演するサイコスリラー映画『怪物の木こり』。
原作は、倉井眉介さんの同名小説です。

\この記事に書かれていること/

  • 原作はどんな物語なのか
  • 原作者はどんな人物か
  • 原作小説を今すぐ読めるところはどこか
ぱんねこ

怪物の木こり』という作品を、より身近に感じることができるよ。

映画と合わせて、原作小説の魅力にぜひ触れてみてください。

まるっとさん

目次をクリックすると、好きなところから見られるよ。

スポンサーリンク


目次

映画『怪物の木こり』原作は倉井眉介の同名小説【作品解説】

映画『怪物の木こり』の原作は、倉井眉介さんの同名小説『怪物の木こり』です。

\『怪物の木こり』はこんな本/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』電子書籍版

■書籍情報

  • タイトル:怪物の木こり
  • 著者:倉井眉介
  • 出版元:宝島社
  • 出版日:2019年1月12日
  • 価格:単行本1,518円(税込)/文庫本748円(税込)

小説『怪物の木こり』は、宝島社文庫で2019年1月12日に発売された作品です。

これまでに漫画化や映像化はされておらず、2023年に初めて映画化されました。

小説『怪物の木こり』は、2019年に行われた『第17回このミステリーがすごい!大賞』で大賞を受賞しています。

作者の倉井眉介さんは21歳から作家を志していたそうですが、大学卒業後はアルバイトをしていたり、無職だったりした時期もあるそうです。

34歳で初めての就職をした矢先、本作『怪物の木こり』で受賞。
選考委員からは、「意表を突く出だしと驚異の展開、独特の世界観で読ませる怪作」と賞賛されました。

また、他の選考委員の方々からは、以下のようなコメントも寄せられています。

ぶっ飛んだ設定のおもしろさに加えて、
テンポのよさと意外性のあるプロットの魅力が光る。
――大森 望(翻訳家・書評家)

引用元:宝島社

サイコパスの弁護士が謎の覆面男に襲われるという
意表を突く出だしからはまった。
入院した彼が自分の頭に脳内信号を制御するチップが
埋められているのを知り、その謎を追い始める展開もスリリング。
――香山二三郎(コラムニスト)

引用元:宝島社

追う者と追われる者が次から次へと入れ替わる驚異の展開。
なんといっても飽きさせない話運び、
毒の強いキャラクターの描き方などにおいて、他より抜きん出ていた。
勢いがあり強い個性が感じられた。
――吉野 仁(書評家)

引用元:宝島社

多方面の方々から高い評価を受けた小説『怪物の木こり』。
実写映像版と原作小説とでは、雰囲気が少し異なっている部分もあるかと思いますが、2つの世界観を比べながら楽しみたい作品です。

映画『怪物の木こり』原作小説のあらすじ・内容

映画『怪物の木こり』原作小説のあらすじ・内容
出典元:ワーナーブラザーズ (c)2023『怪物の木こり』製作実行委員会

原作となった小説『怪物の木こり』は、以下のようなあらすじ・内容となっています。

\小説『怪物の木こり』はこんな物語/

主人公は敏腕弁護士・二宮彰。
しかし彼は、自分にとって邪魔な者は殺すというサイコパスでした。

ある日、二宮が仕事を終えてマンションに帰宅すると突然、「怪物マスク」を被った謎の男に襲撃され、斧で頭を割られかけます。
九死に一生を得た二宮は「怪物マスク」の男を探し出し復讐しようと決心します。

治療のため二宮は、入院先で脳の検査を実施。
その際、脳内に「脳チップ」が埋め込まれていることが明らかになりました。

その頃、殺した人間の脳を持ち去る連続猟奇殺人が世間を賑わせていました。
警察の捜査により、この事件は26年前に起こった日本の歴史上最低最悪と称される「東間事件」と関係していることがわかってきます。

「東間事件」の犯人は脳神経医師・東間翠。
彼女は誘拐した子供の脳に「脳チップ」を埋め込むという人体実験を行っていました。

東間は、「脳チップ」を埋め込むことによりサイコパスの神経回路を持った子供を生み出し、児童養護施設に送り込み、大人になるまで観察するという計画を実行していました。

二宮には、児童養護施設の前に置き去りにされた捨て子だったという過去がありました。
そうー、二宮は東間によって「脳チップ」を埋め込まれた、「東間事件」の被害者だったのです。

二宮のサイコパスは、この「脳チップ」によって人工的に作られたものでした。

「怪物マスク」の男の襲撃により、二宮は「脳チップ」を損傷。徐々に、本来持っていた人間の心を取り戻していきます。

二宮は「怪物マスク」の男とどう戦っていくのか。
サイコパスではなく普通の人間に戻ることができるのか。

どんどん新たな事実が発覚し、物語はスリリングに展開していきます。

ぱんねこ

続きが気になって、ついページをめくっちゃう。

サイコパスや脳泥棒、人体実験という奇抜な設定に、リアリティーがないと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ファンタジーだと割り切れば面白く読むことができるのではないでしょうか。

グロテスクな表現も多いので、そのような表現が苦手な方にはおすすめできないかもしれません。

ストーリー展開はとてもスピーディーです。
軽快でテンポが良く、小難しいところがないので、エンターテイメント作品として非常に楽しく読み進めることができました。

サイコパスVS殺人鬼ということで、どちらも世間から逸脱した思考を持っているので、行動が読めず、ラストは衝撃的な展開でした。

この作品は、倉井眉介さんのデビュー作ということですが、デビュー作としては非常に完成度が高く感じ、その後発表された別の作品も読んでみたいと感じました。

ぱんねこ

続編も期待したい!

\小説でしか味わえない世界観がある/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』電子書籍版

▽紙の書籍で楽しみたい方はこちら▽
Amazon楽天ブックス

映画『怪物の木こり』原作小説の作者・倉井眉介はこんな人物

小説『怪物の木こり』の作者・倉井眉介さんは、以下のような方です。

  • 名前:倉井眉介(くらい まゆすけ)
  • 生年月日:1987年3月6日
  • 出身地:神奈川県

倉井眉介さんは、本作『怪物の木こり』で『このミステリーがすごい!大賞』の大賞を受賞し、作家デビューされた小説家です。

倉井眉介さんは、以下のような作品も発表されています。

  • 短編小説『犯人は言った。(本格王2021に掲載)
  • 小説『怪物の町
漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

倉井眉介さんが本を好きになったのは、大学の図書館で読んだ、貴志祐介の小説『黒い家』がきっかけだそうです。
それまではほとんど本を読んだことがなかったそうですが、映画版の『黒い家』が面白かったため、原作の小説を読んでみたそう。

それをきっかけにミステリーが好きになり、300冊以上の本を読んだそうです。
ありとあらゆるミステリー小説を読み漁った倉井眉介さんは、自分が読みたいと思う本がなくなってしまったのだとか。

持て余した倉井眉介さんは、自分の頭の中で物語を空想するようになり、その頃から作家になることを意識し始めました。

その後、就職活動を始めた倉井眉介さんですが、「金を稼ぐなら社長になるしかない。」「しかし、自分は社長にはなれそうにない。」「社長になれないなら、就職活動なんて意味がない」と考え、就職活動自体を辞めてしまったのだそう。

大学卒業後は、「自分は将来、会社の社長になることはないだろうけど、小説家としてデビューすることはできる」という根拠のない自信から、小説家を目指し始めます。

アルバイトをしながら、空いた時間にコツコツ執筆するという生活を何年も何年も続けました。

「自分は将来、会社の社長になることはないだろうけど、小説家としてデビューすることはできる」という確信から、大学を卒業後、フリーターをしながらこつこつと執筆を続けました。実家暮らしをいいことに、3年ぐらいニートだったことも。

引用元:本のページ

しかし、今後の生活への不安が強くなっていった倉井眉介さんは、就職することを決意。
2018年の34歳の時、ガスボンベ会社に作業員として就職をした矢先、『このミステリーがすごい!大賞』で大賞を受賞し、作家としてのデビューが決まったのです。

倉井眉介さんが小説家になることを志してから10年以上。
先の見えないトンネルの中にいるようで、不安に駆られることもかなり多かったと思いますが、とにかく諦めず挑戦し続けたことが、夢を掴みとることに繋がったのですね。

父親から「うちから小説で賞をとるやつが出てくるとは思わなかった」と言われるほど、本とは無縁の家庭環境で、小説を書いていることをカミングアウトしたのは30歳になってから。
親に定期的に怒られながらも公募に作品を送ったりしながら10年以上足踏みをしていました。

引用元:本のページ
ぱんねこ

自分のことのように嬉しく感じるよ。

\倉井眉介さんの世界観を味わう/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』電子書籍版

▽紙の書籍で楽しみたい方はこちら▽
Amazon楽天ブックス

映画『怪物の木こり』原作小説を読んだ人の感想・レビュー

原作小説『怪物の木こり』を読んだ方々からは、以下のような感想・レビューが寄せられていました。

エンタメ感の強い小説でした。
とても読みやすく、映像化に持ってこいな話だなと思いつつ、ラストは少し悲しく心に余韻を残しました。
ただ、エンタメだからなのか一人一人の過去がサクッとしてて深堀しきれてないかなあ。
杉谷のキャラがよく分からなかったなあ…
あいつはチップと関係なくサイコパスなのか…笑

引用元:ブクログ

個人的にこんなにも主人公に対して全く共感できない作品も珍しいなぁ、と思いながら読了
なのに面白い
どういう事?と、謎を追いかけながら読みすすめられる

引用元:ブクログ

最高に面白い!
サイコパス弁護士とサイコパス医師と殺人鬼の物語。
解説するとネタバレになるので何も言えないけど、とにかく面白い。

引用元:ブクログ

斬新な設定やストーリー展開に「面白かった!」の声が多い印象でした。
反面、一部の方の中には「細かい描写が足りないのでは」と不足感を感じる方や「グロかった」「壮絶な事件に引いてしまった」という声もありました。

全体的には、スピード感のある展開で、夢中になって次の展開を追いかけている内に、あっという間に読み終わってしまう、軽快感のある作品と言えます。

サクッと楽しめる小説を読みたい時、待ち時間や隙間時間を楽しく過ごしたい時、深く考えずに読める作品を探している時などに、おすすめの一冊です。

\リラックスのひとときにも/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』電子書籍版

▽紙の書籍で楽しみたい方はこちら▽
Amazon楽天ブックス

*上記広告は商品ページが別タブで開きます。

 スポンサーリンク


映画『怪物の木こり』原作小説が今すぐ読めるところ・買えるところ

原作の小説『怪物の木こり』が今すぐ読めるところ、買えるところは以下の通りです。

使いやすいTOP2

*専用コインやポイントを購入する必要なく、欲しい本の代金支払いのみで購入可能
*この紹介はアフィリエイト広告を利用しています。

小説『怪物の木こり』を読み始めるなら、断然「電子書籍での閲覧が便利でお得」です。

書店が閉まっている夜中に急に読み始めたくなっても大丈夫。
本を買いに書店に行く時間がなくても大丈夫。

電子書籍なら、いつでも、手持ちのスマホやタブレット・パソコンから読み始めることができます☺︎

\オフラインでも読める/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』電子書籍版

電子書籍を配信しているサイトの中では、がお得です。

初めて利用する方であれば全員もらえる「初回限定クーポン」を利用すると、倉井眉介さんの小説『怪物の木こり』を、1冊200円ほどで読むなんてことも可能

「お得になった分で、欲しかったあの本もまとめ買い」というオマケ的な楽しみもあります☺︎

ぱんねこ

は、クレカ決済のほか、電子マネーやスマホ決済も使えるよ。

倉井眉介|小説『怪物の木こり』電子書籍版

▽紙の書籍で楽しみたい方はこちら▽
Amazon楽天ブックス

スポンサーリンク

映画『怪物の木こり』原作小説が生まれた訳

映画『怪物の木こり』予告映像とともに

倉井眉介さんはアルバイトをしながら小説を書かれていましたが、「だらだらした生活を送っていた」そうで、賞に出す小説も締め切り直前になってから本気を出すタイプだったそう。
そのため、推敲もまともにできていない未完成な状態での応募になってしまったことも多かったようです。

その後就職した倉井眉介さんは、これまで中途半端に仕上げていた小説を、しっかり推敲し、納得した状態にまで完成させられる自分に変わろう、と決意します。
そうして書き上げた、『怪物の木こり』を『このミステリーがすごい!大賞』に応募したところ、大賞の受賞が決定しました。

倉井眉介さんは、もともと「人の心」に興味があり、大学では心理学を専攻されていました。

ヒーロー的な主人公よりも、社会のマイノリティに属しているような人物の葛藤を描くようなストーリーに興味があるそうで、『怪物の木こり』もまさにそのような作品です。

また、『怪物の木こり』の設定は、海外ドラマの『デクスター』という作品に影響を受けているそうです。

『デクスター』は主人公がサイコパス。
それでも、人間らしくあろう、倫理的であろうという設定で、そこから、「サイコパスから人間味がある人物に近づこうとするストーリーはどうだろうと思いついた」とのことです。

ぱんねこ

こうして小説『怪物の木こり』は生まれたんだね。

\倉井眉介さんの奇抜な発想が面白い/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』を読む

▽紙の書籍で楽しみたい方はこちら▽
Amazon楽天ブックス

スポンサーリンク

【まとめ】映画『怪物の木こり』原作小説は良い意味で期待をどんどん裏切る秀逸ミステリーだった

映画『怪物の木こり』の原作小説は、倉井眉介さんの同名小説『怪物の木こり』でした。

ミステリー小説にハマってから、小説家になることを志した倉井眉介さん。
自身の興味や知識を活かし、あっと驚くような展開が繰り広げられる物語を書き上げました。

猟奇的な殺人事件を起こす、得体の知れない怪物。
脳内にチップを埋め込まれた人間と埋め込もうとする人間。
人の心を取り戻していくサイコパス。

「どうしたらこんなにたくさんのユニークなアイデアが思いつくのだろう」と驚いてしまう位に、奇抜な展開が詰まった物語です。

映画『怪物の木こり』の元となった原作小説を、ぜひ一度手に取って読んでみてください。
この作品を自分ならどう感じるのか、確かめにーー。

\今すぐ読み始めたい方はこちら/

漫画・コミック・小説なら【DMMブックス】*SEOメディア用※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※
倉井眉介|小説『怪物の木こり』を読む

▽紙の書籍で楽しみたい方はこちら▽
Amazon楽天ブックス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次