映画『キリエのうた』原作は同名小説【解説】今すぐ読める所|あらすじ|原作者|感想評価

映画『キリエのうた』原作は同名小説【解説】今すぐ読める所|あらすじ|原作者|感想評価

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アイナ・ジ・エンドさん、松村北斗さんらが主演する映画『キリエのうた』。
原作は、岩井俊二さんの同名小説です。

\この記事に書かれていること/

  • 原作はどんな物語なのか
  • 原作者はどんな人物か
  • 原作小説を今すぐ読めるところはどこか
水玉ねこ

キリエのうた』についてサクッと詳しくなれるよ。

原作小説の魅力に、ぜひ触れてみてくださいね。

水玉ねこピンク

ではでは早速、原作情報から見てみよう!

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目次

映画『キリエのうた』の原作は岩井俊二の同名小説

映画『キリエのうた』の原作は、岩井俊二さんの同名小説『キリエのうた』です。

\電子書籍化もされてる/

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岩井俊二|小説『キリエのうた』電子書籍版

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■書籍情報

  • タイトル:キリエのうた
  • 発行日:2023年7月5日
  • 著者:岩井俊二
  • 発行元:文藝春秋
  • 形態:文庫判
  • 価格:759円(税込)

小説『キリエのうた』は、岩井俊二さんが未発表小説の中に書いた「小さな物語の1つ」でした。

そのことについて、岩井俊二さんは以下のように語っています。

初めは、とある未発表小説の中に書いた女の子2人の小さな物語だった。

それがいつしか13年にも及ぶ話になり、

自分の想像を越えた重たい十字架をこの子たちに背負わせることになった。

彼らはこの世界を自らの足で歩き、懸命に、そして自由奔放に生きている。

この空の下のどこかで。

引用元:文藝春秋BOOKS

「始めは女の子二人の楽しい珍道中になるはずだった」

引用元:SWITCH ONLINE

女の子2人の物語を書く予定が、いつしか4人の13年間を描く壮大な物語に。
そして、岩井俊二監督22年ぶりの、音楽映画制作へとつながっていったのです。

水玉ねこ

まさに、岩井俊二さんの真骨頂だね。

原作となった小説『キリエのうた』はどんな物語なのか、その中身も気になるところ。
詳しいあらすじ・内容についても、以下でくわしくご紹介します。

映画『キリエのうた』原作小説のあらすじ・内容【一部ネタバレあり】

原作小説『キリエのうた』は、以下のようなあらすじ・内容となっています。

\文藝春秋BOOKSより抜粋/

希望とか見つからない。
だけど、今、ここを歩くんだ――。
「あなたがそこにいるから」

住所不定の路上シンガー、キリエは歌うことでしか“声”を出せない。
マネージャーを自称する、謎多き女イッコ。
二人と数奇な絆で結ばれた夏彦。

別れと出逢いを繰り返しながら、それぞれの人生が交差し奏でる“讃歌(うた)”。
「あの日」から13年の月日を経て岩井俊二が辿り着いた、心に棘が突き刺さる、忘れられない物語。

引用元:文藝春秋BOOKS

水玉ねこピンク

ではでは、物語をくわしく語っていくよ。

シンガーソングライターのキリエは、夕方の新宿駅南口の路上で、いつものように歌い始めた。
ギター1本と歌声だけを頼りに奏でる音楽は、歩く人を足を止めさせ、聴くものの心に何かを訴えかける力を持っていた。

ある日、いつものように路上ライブをしていたキリエの前に、1人の女性が現れる。
突然現れたこの女性に、「路花(るか/キリエの本名)」と呼びかけられたキリエは、驚きを隠せなかった。

彼女の名前はイッコ。
キリエが通っていた高校の先輩で、友人でもあった広澤真緒里(ひろさわ まおり)だった。

映画『キリエのうた』の1シーン、キリエの前に現れるイッコ
出典元:MOVIE WALKER

イッコは、キリエのマネージャーになることを申し出る。
それ以降イッコは、キリエの路上ライブに機材を導入したり、規模の大きなライブが行えるよう手助けをしたりするようになった。

キリエとイッコは、高校の先輩後輩という以外にも、不思議な縁を持っていた。

イッコは高校時代、潮見夏彦(しおみ なつひこ)という男性に家庭教師をしてもらっていた。
この家庭教師・夏彦には、希(きりえ)という名前の婚約者がいたのだが、東日本大震災で起きた津波に母親と巻き込まれて以来、行方不明となってしまっていた。

そして希(きりえ)は路花の姉でもあったのだ。

水玉ねこピンク

まわりまわって必ず出会う運命だったのかな。

水玉ねこ

キリエの名前は亡くなったお姉ちゃんの名前からつけたんだね。

夏彦は、婚約者を突然失ったショックから、進学予定であった阪神大学医学部への入学を辞退し、地元・石巻でボランティア活動を行うようになっていた。

映画『キリエのうた』婚約者を失ってショックを受けたままの夏彦
出典元:ameblo

場所は変わり、大阪府。
東日本大震災から2ヶ月が経とうとしていた頃、小学校教師をしている寺石風美(てらいし ふみ)は、1人の少女を自宅に保護していた。

少女はまだ9歳。
勤務先小学校の近くにある公園の木の上で、「1人で生活している女の子がいる」と子ども達の間で話題になっていた少女だった。

風美が「この少女について何か分かることはないか」とSNSで調べたところ、石巻でボランティアをしていた夏彦と関係があることが判明。
風美はSNSを介し、夏彦へ事情を伝えた。
この9歳の少女こそ、キリエこと路花だったのだ。

連絡を受けた夏彦は、路花に会いに、すぐに大阪へと向かった。

映画『キリエのうた』路花を保護する夏彦と風美
出典元:MOVIE WAKER

夏彦と風美は、身寄りの分からない路花を連れ、児童相談所へ相談をしに行くと、路花は「一次保護所預かり」となった。

しかし、直接血縁関係のなかった夏彦と風美は、個人情報の観点から、路花のその後や行き先を教えてもらうことができず、以来足取りが全く分からなくなってしまったのだった。

水玉ねこ

夏彦は婚約者・希につながる道をまた見失ってしまったんだね。

映画『キリエのうた』では、ヒロインのキリエ(路花)を、アイナ・ジ・エンドさん

きりえに声をかけ、以降マネージャーになったイッコを広瀬すずさん、イッコのかつての家庭教師であり、キリエの姉の婚約者であった夏彦を松村北斗さんが演じています。

また、9歳で路上生活をしていたキリエ(路花)を発見し保護した教師・寺石風美を、黒木華さんが演じました。

映画『キリエのうた』に出演するメインキャスト
出典元:日刊スポーツ

自分ではどうすることもできない運命に翻弄されながらも、その時その時の出会いを受け入れ、懸命に生き抜いてきた登場人物たち。

その姿のひとつひとつが、じわじわと心に訴えかけてくるのです。

希望とか見つからない。
だけど、今、ここを歩くんだ――。
「あなたがそこにいるから」

あらすじの冒頭でも紹介した、このキャッチコピーが、まさに全てを物語っているかのよう。

思うようにいかない人生。
何度も絶望し、希望を持てない日々。
そんな毎日の中でも、「生きていく意味」を見出せる何かは必ずある。

音楽、人との出会い、それぞれの想い・・・。

『キリエのうた』は、観る者に大切な何かを気づかせてくれる、「一筋の光」のような作品なのではないかと、感じました。

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映画『キリエのうた』原作者・岩井俊二はこんな人物

映画『キリエのうた』の原作者・岩井俊二さんはこんな方。

CINRAのインタビュー記事より抜粋・岩井俊二さん/

映画『キリエのうた』原作者・岩井俊二はこんな人物
出典元:CINRA
  • 名前:岩井俊二(いわい しゅんじ)
  • 生年月日:1963年1月24日
  • 出身地:宮城県仙台市

岩井俊二さんは、映画監督としてメガホンを取る傍ら、小説家、脚本家、映像作家として、物語の創作も行っています。

岩井俊二さんの代表作には、以下のようなものがあります。

  • 映画『Love Letter
  • 映画『スワロウテイル
  • 映画『リリイ・シュシュのすべて
  • 映画『花とアリス
  • 映画『リップヴァンウィンクルの花嫁
  • 映画『ラストレター

監督を行った作品のほとんどが、自身で執筆した物語であることが多く、原作となった物語は小説としても発刊されています。

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水玉ねこ

知ってる作品はあった?

岩井俊二さんは、学生時代から小説家になることを志していたそう。

大学は、『横浜国立大学教育学部 美術学科』に入学しました。
美術学科を選んだのは、「将来の小説執筆や映像制作に影響すればいいや」という軽い気持ちからだったというから驚きです。

水玉ねこ

それでも美大に合格できるのだからすごい・・・!

「美大での絵は全て趣味のつもりで描いていた」「卒業前の就職活動も特にしなかった」という、大物感を感じさせるエピソードも。

大学時代の岩井俊二さんは、映像関係の仕事に就くための人脈作りに、とにかく情熱を傾けていたそうです。

大学を卒業した翌年・1988年からは、東京都港区にある、音楽制作・レコーディング会社の『ビーイング(現・B ZONE)』でミュージックビデオを制作する仕事を始めました。

その縁で、テレビドラマ『if もしも~打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の演出を担当。
その年の『日本映画監督協会新人賞』を受賞する快挙を成し遂げました。

その2年後の1995年には、岩井俊二さん初の長編映画となる『Love Letter』を監督。
続けて発表した映画『スワロウテイル』と合わせて、爆発的なヒットを生み出し、『岩井俊二』の名を瞬く間に広めたのでした。

水玉ねこ

岩井俊二さんの独特な映像美は「岩井美学」とも呼ばれたよ。

映画『キリエのうた』原作小説を読んだ人の感想・レビュー

映画『キリエのうた』原作小説を読んだ人の感想・レビュー
出典元:文藝春秋BOOKS

原作小説『キリエのうた』を読んだ方々からは、以下のような感想・レビューが寄せられていました。

奇しくも直前に読んだ「琥珀のまたたき」(小川洋子さん)に似ていた。小さな声。だけどしっかりと存在する声。

あっという間に惹き込まれ、1日で読み切ってしまった。終章を読み、背筋が震えた。これはぜひいろんな人に手に取ってもらいたい。

あまりにも壮絶なキリエの人生、きっと一生自分を許せない夏彦。たった数分が人生を変えてしまった。
真緒里にソフトクリーム店で働かせてあげたかった。

引用元:ブクログ

東日本大震災が話の重要な部分を占めるので面白かったという感想はよくないのかもしれないけど、読み終わった後不思議な気持ちになる作品でやっぱり面白かったということなのだと思う。

数奇な出会いと別れを経て再び交差するまでとその間の13年間は文字通り映画を観ているようでした。

(映画化のための原作なわけで当然と言えば当然なのですが)

引用元:ブクログ

止められなくなって一気読み。
キリエの歌うシーンが印象的で、絵像が浮かぶ。
イッコのたくましく生きる姿にドキドキする。
映画が楽しみ。
夏彦さんは、一生癒せない傷を負っているんだね。

引用元:ブクログ

心が揺さぶられ放しだった」「つい一気読みしてしまった」などの声が後を絶たない小説『キリエのうた』。
まるで映像を見ているかのように情景が思い浮かぶ文章は、岩井俊二さんが最も得意とするところ。

映画を観る前に読んでおきたかった」「小説を読んで、映画がもっと楽しみになった」などの声も寄せられていました。

まだ読んでいない方は、これを機にぜひとも「岩井俊二ワールド」を堪能してみてください。

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映画『キリエのうた』原作小説が今すぐ読めるところ・買えるところ

映画『キリエのうた』の原作小説が、今すぐ読めるところ・買えるところは、以下の通りです。

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  1. Amazon
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水玉ねこ

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初めて利用する方であれば全員もらえる「初回限定クーポン」を利用すると、岩井俊二さんの小説『キリエのうた』を200円台で読むことも可能

「お得になった分で、欲しかったあの本もまとめ買い」なんて楽しみ方もいいですね。

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映画『キリエのうた』原作小説が生まれたきっかけ

映画『キリエのうた』の元となった原作小説が生まれたきっかけは、雲がいつの間にか作られていくかのように、些細であいまいなものだったようです。
そのきっかけを作者の岩井俊二さんは以下のように語っていました。

岩井 明確なきっかけがあったわけではなく、『ラストレター』(2020年)という映画の脚本を書いていた時に、なんとなくキリエの元となるエピソードが出てきたんです。

引用元:TV Bros. WEB

『キリエのうた』が生まれる小さな種は、映画『ラブレター』を制作していた2020年には、すでに存在していたのですね。

しかし初めは、現在の物語のようなエピソードではなく、「女の子2人をテーマにした小さな物語だった」のだそう。
それがいつしか、実写化につながるような壮大な物語に・・・。

最初はとても小さな話で、田舎から上京してきたミュージシャンの女の子と、素人のマネージャーの女性が都会に出てきて珍道中するという話だったんですが、だんだんイメージがふくらんできて、気がついたらこんな話に(笑)。
それならば、独立させて映画になるかもと『キリエのうた』を作ることになりました。

引用元:TV Bros. WEB

映画『キリエのうた』の原作となった小説は、「本当に小さな小さな種から、イマジネーションがどんどん広がった結果できた物語だった」のですね。

そして、岩井俊二さんは原作小説を執筆している段階からすでに「映像化も視野にいれて創作を進めていた」ようです。

映画『キリエのうた』でタッグを組んだ岩井俊二さんと小林武史さん、そしてアイナ・ジ・エンドさん
出典元:SWITCH ONLINE

映画『キリエのうた』の主人公・キリエを、アイナ・ジ・エンドさんにオファーしたのも、原作小説を執筆している時期だったそう。

岩井監督は「アイナさんがいなかったら、この壮大な物語は生まれなかった」と断言。
原作の執筆中に偶然見たライブ映像で、初めてその存在を知ったという。

「歌を聞いてすぐ、底知れない才能の持ち主だと直感した。繊細な手や指の動きにも目がくぎ付けになり、絶対にこの人を主役にしたいと思ってすぐオファーした」

引用元:Yahoo!ニュース あなたの静岡新聞

原作となる小説を書き進めている段階からすでに、岩井俊二さんの頭の中ではさまざまな構想が広がり、1つの映像にまとまりつつあったのですね。

水玉ねこ

岩井俊二さんのイマジネーションに脱帽だよ。

小さなアイデアから始まった物語は、13年間の描く壮大な物語にまでどんどん膨らみ、映画『キリエのうた』という作品となってこの世界に誕生しました。

東日本大震災や社会の闇など、避けたくなるような影の部分にも目を逸らさず、見えるまま、感じるまま、真っ直ぐに捉え描いた『キリエのうた』は、観る者・読む者の心それぞれに「大切な何らかのメッセージ」を届けてくれる、かけがえのない作品です。

この作品を見て、じぶんは何を感じるのか、ぜひ確かめてみてください。

岩井俊二|小説『キリエのうた』を読む

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まとめ

映画『キリエのうた』の原作は、岩井俊二さんによる同名小説の『キリエのうた』でした。

『キリエのうた』を創作している段階から映像にすることを考えていただけあり、原作小説は「映画を見ているかと錯覚してしまうような作品」となっています。

映画を見にいく前に、映画を見終わった後に・・・、岩井俊二ワールドを堪能すべく、読んでおきたい一冊です。

水玉ねこ

読み始めたら、一気に引き込まれてしまうから不思議!

\岩井俊二ワールドにひとっ飛び/

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岩井俊二|小説『キリエのうた』を読む

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