中島健人さん、堤真一さんが主演する映画『おまえの罪を自白しろ』。
原作は、真保裕一さんの同名小説です。
\この記事に書かれていること/
- 原作はどんな物語なのか
- 原作者はどんな人物か
- 原作小説を今すぐ読めるところはどこか

『おまえの罪を自白しろ』という作品を、より身近に感じることができるよ。
映画と合わせて、原作小説の魅力にぜひ触れてみてください。



目次をクリックすると、好きなところから見られるよ。
映画『おまえの罪を自白しろ』原作は真保裕一の同名小説
映画『お前の罪を白状しろ』の原作は、真保裕一さんの同名小説『お前の罪を自白しろ』です。
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■書籍情報
- タイトル:おまえの罪を自白しろ
- 著者:真保裕一
- 出版元:文藝春秋
- 出版日:2019年4月2日
- 価格:単行本2,222円(税込)/文庫本858円(税込)
原作となった小説『おまえの罪を自白しろ』の単行本が、初めて発行されたのは2019年4月2日です。
その後の2022年5月10日には文庫本が出版。
どちらも単独での刊行となっており、1冊完結型のサスペンス小説です。
小説『お前の罪を自白しろ』は、これまでドラマなどで実写化されたことはなく、2023年10月23日に公開される同名映画が初の実写化となっています。


(c)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会
映画『おまえの罪を自白しろ』原作小説のあらすじ・内容


原作となった小説『お前の罪を自白しろ』は、以下のようなあらすじ・内容となっています。
\本書紹介より抜粋/
“衆議院議員・宇田清治郎の孫娘が誘拐された。
犯人からは「記者会見で、すべて罪を自白しろ」という前代未聞の要求が届く。
清治郎の次男で秘書を務める晄司は、父と幼い姪を救うために奔走する。
総理官邸と警察組織との入り乱れる思惑、命のタイムリミットが迫るなか、宇田家の運命を背負った晄司の決断は?”
引用元:紀伊國屋書店
政治家である宇田清次郎は「総理への告発」という問題に巻き込まれ連日メディアに追われていました。
そんな中で、わずか3歳の孫娘が誘拐されるという緊迫の事態が起こります。
そして誘拐犯が要求してきたのは、次の日の5時までに「記者会見を開き、すべての罪を自白すること」でした。
犯人の動機は「清次郎への怨念」なのか、「総理の罪を世に知らしめること」なのか……。
警察は罪を打ち明けるように促しますが、政治家達は口を開こうとはしません。


(c)2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会
宇田家の次男であり、秘書として務める晄司は、保身に長けた官邸側と対峙します。
孫娘を助けようとする宇田家一族が、官邸側・警察組織と戦う姿を描いた、非常にスリリングなあらすじとなっています。



孫娘はどうなるのか、最後は自白をするのか、ラストが気になる!
現実にも起こりうるような内容が、迫力のある描写で表現された『お前の罪を自白しろ』。
政治家達や警察組織の思惑が錯綜するなか、家族を救うために奔走する宇田家の姿からは目が離せません。
物語のほとんどは、タイムリミットである「24時間以内の攻防」を描いたものとなっており、読む者にスリルをもたらします。
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映画『おまえの罪を自白しろ』原作小説の作者・真保裕一はこんな人物
小説『おまえの罪を自白しろ』の作者・真保裕一さんは、以下のような方です。


- 名前:真保裕一(しんぽ ゆういち)
- 生年月日:1961年5月24日
- 出身地:東京都
真保裕一さんは、日本の小説家・脚本家として活動されている方です。
また、「元アニメーター」という経歴も持たれています。
真保裕一さんの代表作には、以下のような作品があります。
- 小説『ホワイトアウト』
- 小説『奪取』
- 小説『灰色の北壁』
- 小説『こちら横浜市港湾局みなと振興課です』
- 小説『アマルフィ』







知ってる作品はあった?
学生時代はアニメを作りたいと考えていたという真保裕一さん。
高校卒業後はアニメーターを経験したのち、シンエイ動画に入社し、脚本の管理や制作などに携わっていたそうです。
そうした中、仕事を減らしてもらいながら書き上げた『連鎖』が1991年に江戸川乱歩賞を受賞。
所属していたシンエイ動画を退社し、小説家への転身を果たしました。
小説家に転身したのち、1998年には真保裕一さんの作品である『奇跡の人』がドラマ化されました。
1995年に「第17回吉川英治文学新人賞」を受賞した小説『ホワイトアウト』が、2000年に映画化されるなど、注目を集める作品を多数制作しています。
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映画『おまえの罪を自白しろ』原作小説を読んだ人の感想・レビュー


原作小説『おまえの罪を自白しろ』を読んだ方々からは、以下のような感想・レビューが寄せられていました。
久しぶりの真保裕一作品。代議士の孫が誘拐され、犯人の要求は「記者会見で、すべて罪を告白しろ」というもの。
引用元:紀伊國屋ウェブストア
犯人の目的は?人質の命は?身代金受け取りの場面はないけど、ハラハラ、ドキドキする展開で面白かった。
誘拐ミステリーの新境地でしょう。金ではなく罪を自白せよという要求。
引用元:紀伊國屋ウェブストア
展開は見事で短時間の時間軸での展開はさすが。
ただ難点は結末が陳腐に見えるのは、政界の本当の闇を描ききれていないことだろう。
それでも真保さんの力量は認めざるをえない。映画化されるようだがたのしみだ。
かなり久しぶりの真保作品。映画化との事で読みました。
引用元:紀伊國屋ウェブストア
政治家の孫が誘拐され、犯人から罪を自白しろという要求にどうするのかハラハラしながら読みました。
映画はどんな展開にするのかが気になります。
クリックで開きます☺︎
タイトルに惹かれて読んでみた人、映画化されると聞いて読んでみた人、元々真保裕一さんのファンだった人などなど、幅広い層の方に読まれている作品です。
感想は、「ハラハラドキドキした」「夢中になって読んでしまった」という声から、「結末がイマイチ」「少し物足りなく感じる部分があった」という声まで賛否両論ですが、総じてみると「面白かった」という声が多い印象でした。
政治家の真の姿はどうなっているのだろうと、心のどこかで考えている方も多いのではないでしょうか。
じぶん達の未来をこの人たちに託していいのか、信じられるに値するのか、見えないものが多く不安を募らせている方も少なくはないはずです。
本作の創作にあたっては、それなりの取材も行われています。
不透明な部分が多い「政治家」の一面を垣間見るには、打って付けの一冊だと思います。
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映画『おまえの罪を自白しろ』原作小説が今すぐ読めるところ・買えるところ
原作の小説『おまえの罪を自白しろ』が今すぐ読めるところ、買えるところは以下の通りです。
小説『おまえの罪を自白しろ』は、電子書籍化されていない作品です。
なので作品を読むには、単行本か文庫本を買い求める必要があります。
オンラインストアでの注文は、購入から手元に届くまでは数日間かかりますが、書店に行く時間がない人でも最短で本を手に入れることができるのでとても便利。
ゆっくり本屋さんを巡る時間が取れない方、買いに行くのが手間に感じる方は、在庫の残っている上記ストアを、ぜひ利用されてみてください☺︎
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映画『おまえの罪を自白しろ』原作小説の誕生秘話
「罪の自白」が脅迫の材料というアイデアが生まれた経緯について、インタビューで真保裕一さんがエピソードを語っていました。
真保裕一さんのミステリー作品『こちら横浜市港湾局みなと振興課です』には、政治家の罪を暴こうと「正々堂々と戦う人物」が登場します。
それを執筆しているときに、真保裕一さんはふと、「もっと汚い手段で、政治家の罪を暴けないだろうか?」「悪事を働く政治家なら、徹底的に懲らしめてもよいのではないか?」と思ったのだそうです。
そして真保裕一さんは、海外では警察組織や裁判に携わる役人を脅迫したり、そういった人々の身内を誘拐して摘発を逃れようとする事件が多発しているとした上で、「治安のよい日本では誘拐事件は多くないけれど、もし政治家の身内が誘拐されたらどうなろうのだろう?」というアイデアが浮かんだことを語られています。
そして、誘拐に関する作品を作るにあたり「お金の要求では目新しさがない」と思った真保裕一さん。
国内外の名作を超える「脅迫」、そして「政治家への要求で過酷なものは何か」と考えたときに「罪の自白」にたどり着いたのだといいます。



小さな発想が膨らんでいった結果、本作が誕生したんだね。
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【まとめ】映画『おまえの罪を自白しろ』原作小説は
映画『おまえの罪を自白しろ』は、真保裕一さんの同名小説『おまえの罪を自白しろ』でした。
「罪を犯した政治家を懲らしめる1番良い方法は何か」を追求していった結果たどり着いた答えが、「本人の自白」。
本作は、罪を犯した政治家とその悪事を暴こうとする者の闘いを描いた物語なのですが、その方法が一般常識では考えもしない突飛な方法だったのでした。
徐々に追い詰められていく政治家が、最後はどんな道を選ぶのか。
結末が気になって、つい読み進めてしまう一冊です。
「スリリングな刺激を味わい方」「スキマ時間やリラックスのお共に、楽しめる作品を探している方」「ミステリー小説やヒューマンドラマが好きな方」に、特におすすめしたい作品でもあります。
映画『おまえの罪を自白しろ』と合わせて、「真保裕一ワールド」をぜひとも満喫されてくださいね。



まだ電子書籍化はされいないので、文庫本か単行本の2種から選んでね。
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