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映画『アンダーカレント』原作は同名漫画【解説】今すぐ読める所|あらすじ|原作者|感想評価

映画『アンダーカレント』原作は同名漫画【解説】今すぐ読める所|あらすじ|原作者|感想評価

*本記事には広告が含まれています。

真木よう子さん、永山瑛太さん、井浦新さんらが主演する映画『アンダーカレント』。
原作は、豊田徹也さんの同名漫画です。

\この記事に書かれていること/

  • 原作はどんな物語なのか
  • 原作者はどんな人物か
  • 原作漫画を今すぐ読めるところはどこか
ぱんねこ

アンダーカレント』という作品を、より身近に感じることができるよ。

映画と合わせて、原作漫画の魅力にぜひ触れてみてください。

まるっとさん

目次をクリックすると、好きなところから見られるよ。

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目次

映画『アンダーカレント』原作は豊田徹也の同名漫画【作品解説】

映画『アンダーカレント』の原作は、豊田徹也さんの同名漫画『アンダーカレント』です。

\小説『アンダーカレント』の詳細ページへ/

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■書籍情報

  • タイトル:アンダーカレント
  • 著者:豊田徹也
  • 出版元:講談社
  • 出版日:2005年11月22日
  • 価格:1,210円(税込)

漫画『アンダーカレント』は、コミック誌『アフタヌーン』で2004年10月から連載されてた作品です。
単行本は2005年11月20日に発売されており、全1巻で完結しています。

これまでに、本作がテレビアニメ化されたことはありません。

実写映画は『窓辺にて』『愛がなんだ』などの作品で知られる今泉力哉監督がメガホンを取り、真木よう子さん・永山瑛太さんらの主演で、2023年10月6日に公開となっています。

映画『アンダーカレント』原作は豊田徹也の同名漫画【作品解説】
出典元:コミックナタリー
(c)豊田徹也/講談社 (c)2023『アンダーカレント』製作委員会

漫画『アンダーカレント』は、日本をはじめ世界中でカルト的な人気を誇る「伝説的漫画」と謳われており、下記のような受賞歴があります。

・2009年:『Japan Expo*1 第3回ACBDアジア賞』受賞
(*1:パリで開催/フランスの批評家と記者が優良な作品を選出する賞)
・2010年:『フランス・アングレーム国際漫画祭*2 オフィシャルセレクション』選出
(*2:「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれる賞)
・2020年:『2000年以降絶対に読むべき漫画100選*3』3位入選
(*3:フランスの放送局が選ぶベスト賞)

漫画『アンダーカレント』は、世界の中でも特にフランスで、高い評価を受けているようですね。

ぱんねこ

世界で読まれているなんて凄いね!

映画『アンダーカレント』原作漫画のあらすじ・内容

映画『アンダーカレント』原作漫画のあらすじ・内容
出典元:日本経済新聞

原作となった漫画『アンダーカレント』は、以下のようなあらすじ・内容となっています。

\漫画『アンダーカレント』はこんな物語/

主人公は、父の残した銭湯「月乃湯」を経営する関口かなえ。
夫の悟と銭湯を切り盛りし、順風満帆な生活を送っていました。


しかしー、夫の悟が旅行先で突然失踪。
かなえは仕事も手につかないほど途方に暮れ、銭湯も一時休業となっていました。


物語は、銭湯をよく利用していた常連客たちの要望を受け営業を再開させた、というところからスタートします。

主人公のかなえの元に「働きたい」という謎の男・堀が突然現れ、住み込みで働くことに。
主人公のかなえと、かなえを目立たず語らずひっそりと支える堀の、不思議な共同生活が始まります。

かなえは友人の菅野から探偵・山崎を紹介され、悟の捜索を依頼。
その後、探偵・山崎から夫・悟に関する様々な事実を知ることになるのです。

そしてー、謎の男・堀の正体も明らかに・・・。

真実が少しづつ明らかになると共に、かなえ・悟・堀が閉ざしていた、それぞれの心の深層(アンダーカレント)も、徐々に浮かび上がってくるのでした。


3人にはどんな過去があったのか。
それぞれが内に秘めていた想いとは。

心の奥底に眠る深層心理に操られるかのように揺れ動く、繊細な心模様を描いた、ヒューマンドラマです。

豊田徹也さんはデビュー当初から画力が高く、漫画『アンダーカレント』も大変読みやすい作品です。
連載開始から20年が経っていますが、今読んでも古さを感じさせません。

漫画『アンダーカレント』は1巻で完結しているため、それほどボリュームのある作品ではありませんが、内容が濃く、よく纏まった作品という印象です。
人間の心の底を深く描いた作品で、大人向けの漫画ともいえます。

主人公のかなえは予想外の重い過去を抱えています。
悟はかなえに大きな嘘をついていました。
堀もかなえに大きな隠し事をしています。
読み進める内に徐々に明かされていく、登場人物たちの過去や嘘の内容に驚かされるのでした。

『アンダーカレント』とは英語では「undercurrent」と書きます。
単行本には、「undercurrent」とは「下層の水流、底流」「表面の思想や感情と矛盾する暗流」を意味すると記載されています。

本作を読んでいると、銭湯の湯、川面、波などの「水の表現が美しい作品だ」と感じることが多々ありました。
また、深層心理の存在に触れる部分では、「人は表面ばかりをみていて、他者のアンダーカレントを理解していないのではないか?」「他者を理解するとはどういうことか?」を考えさせられました。

豊田徹也さんはあまり多くの作品を発表していませんが、『アンダーカレント』を含め、物語としての完成度の高い作品が多い印象です。

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映画『アンダーカレント』原作漫画の作者・豊田徹也はこんな人物

漫画『アンダーカレント』の作者・豊田徹也さんは、以下のような方です。

  • 名前:豊田徹也(とよだ てつや)
  • 生年月日:1967年生まれ
  • 出身地:茨城県

豊田徹也さんは、コミック誌への作品連載を中心に活動する漫画家さんです。

豊田徹也さんの代表作には、以下のような作品があります。

  • ゴーグル
  • アンダーカレント
  • 珈琲時間
  • 古書月の屋買取行
  • スライダー
  • ミスター・ボージャングル
  • 影踏み
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単行本として発売されている作品は、『ゴーグル』『珈琲時間』そして、本作『アンダーカレント』の3作のみです。

ぱんねこ

知ってる作品はあった?

豊田徹也さんは幼少時代から漫画を描く事が好きで、小学校低学年時代は『デビルマン』、高学年時代には『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『ルパン三世』などをリスペクトした漫画を描いていました。

他にも影響を受けたマンガとして谷口ジロー作品(特に80年代初頭~中期の作品)を挙げています。

1989年に『アフタヌーン四季賞 夏のコンテスト』で『のら犬のいない街に住みたくない』という作品が準入選しましたが、すぐにデビューにはいたりませんでした

その後、長らく作品を発表していませんでしたが、2003年に『ゴーグル』という作品で、『アフタヌーン四季賞 夏のコンテスト』の『四季大賞』を受賞しデビュー

受賞作『ゴーグル』は、敬愛する審査員の谷口ジロー氏から、以下のような言葉で絶賛されました。

ほとんど完璧な作品だ。読んでいてドキドキした。周囲に漫画関係者や漫画家がいない状況で、独学でここまで表現力を高めた作者には敬意を表する。今回は全体的にレベルが高かったが、読み終わったとき、大賞はこの作品だと確信した。

引用元:Wikipedia
ぱんねこ

谷口氏からここまで絶賛されるなんて凄い!

プロの漫画家としての道を歩み始めた豊田徹也さんは、翌年の2004年10月から、講談社が発刊するコミック誌『月刊アフタヌーン』にて、『アンダーカレント』の連載をスタート

連載終了後、また新たな作品に取り掛かるものと思いきや「工場で働く」の言葉を残し、作品を全く発表しなくなった時期もありました。

まるっとさん

突然の工場勤務!?

豊田徹也さんが再び漫画界に姿を現したのは、2006年の年末
12月25日に発行した『彷書月刊』という月刊誌に、2ページの書き下ろし漫画を発表したのです。

それを皮切りに、『スライダー』『珈琲時間』といった作品を発表
以降、緩やかで不定期ではあるものの、豊田徹也さんにしか描けない、繊細かつ真理を突き刺す作品を世に生み出し続けてくれています。

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映画『アンダーカレント』原作漫画を読んだ人の感想・レビュー

映画『アンダーカレント』原作漫画を読んだ人の感想・レビュー
出典元:Yahoo!ニュース
(c)豊田徹也/講談社 (c)2023『アンダーカレント』製作委員会

原作漫画『アンダーカレント』を読んだ方々からは、以下のような感想・レビューが寄せられていました。

“人を理解するということ”
ただ長く一緒にいるから、たくさん話をしたから、家族だから、、それでも「わかる」ということにはならないんだな…
哲学的であり、様々な感情を抱かせる作品

引用元:ブクログ

ふとした時に読んで、そして毎回考えてしまう。
けれど私はこういう本が好きで、こういう本で悩んでしまう、人間関係に繊細な自分で良かったと思えたりもする。

内容についてはうまく言えないけど、私にとってそんな本。

引用元:ブクログ

静かで、ともすれば盛り上がりに欠ける作品だけど、どこまでも映画的で、繊細な描写で、タイトルやイメージのとおりにじわじわと水に沈められて行くように胸に迫ってくる読後感。
人間ドラマ。本当にそのまま人間ドラマ。自分と他者を理解することとは?常にその問題を投げかけてくる。
淡々と進むしキャラクターの感情も希薄だけど、繊細な描写や構図でぐいぐい引きこまれて、些細な描写の中からも色んな意味を汲み取ろうと自然に見入ってしまう魅力があった。

引用元:ブクログ

読む者に静かに語りかけ、読後は深く考えさせられる作品です。
「1本の映画を見ているかのようだった」という声が多いのが印象的です。

たった1冊で完結する物語ですが、そのシンプルさが、人の心に深く染み込んでくる要因の1つとなっているのかも知れません。
ふと思い立った時に、人間関係に少し疲れてしまった時に・・・、何度も読み返したくなる漫画です。

ぱんねこ

本棚に常備したい1冊だよ。

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映画『アンダーカレント』原作漫画が今すぐ読めるところ・買えるところ

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映画『アンダーカレント』が原作漫画として選ばれたワケ

映画『アンダーカレント』の予告映像と一緒に

漫画『アンダーカレント』は、タイトルと表紙から、ビル・エヴァンスとジム・ホールによる音楽アルバム『Undercurrent』にインスパイアされているのではないかといわれています。

豊田徹也さんの絵のタッチやテイストは、谷口ジロー氏の影響を指摘する声が多く、またご本人も「影響を受けた」と語っています。
豊田徹也さんご自身は『アンダーカレント』について、「作品を書いていた当時も、こんな漫画誰も読んでいないだろうと思っていた、単行本も大して売れないだろうと思っていた」と語っています。

本作の感想や紹介文にはよく「映画的である」と描かれています。
しかし、豊田徹也さんは『アンダーカレント』の映画化について、「何度か提案があったもののすべて断っていた」と明かしています。

今回の映画化の前には、豊田徹也さんと今泉力哉監督は何度もふたりきりで会っていろんな話をされたそうです。
この監督であれば、実写映画を任せてもよいと感じる何かがあったのかも知れませんね。

豊田徹也さん本人は映画化に関して以下のようなコメントをしています。
今泉監督にお願いしたのは「この作品のことを大事に思ってくれている人たちを傷つけないように作ってほしい」ということでした。
これは『アンダーカレント』の映画化であると同時に今泉監督の新作でもあります。原作の熱心な読者はどう撮られても不満を感じることはあるかもしれません。でもなるべく鷹揚に映画『アンダーカレント』を観てくれたらうれしいです

引用元:ナタリーコミック

また、映画『アンダーカレント』でメガホンをとった今泉力哉監督は、この漫画と原作者の豊田徹也さんについて、以下のように語っていました。

この世界にはそれが存在することで誰かが救われるという作品があって、そして、そういうものを生み出す人がいて、豊田徹也さんの『アンダーカレント』はそういう漫画で、豊田さんはそういう人だ。

引用元:ORICON NEWS

漫画『アンダーカレント』という作品を、まだこの物語を知らない誰かにー、1人でも多くの人に届けるには、「映画化」をいう方法を取るのは、とても効果的です。

映画化された作品を観たのは、たまの偶然であったとしても、この作品を観たことで何かが救われたら・・・。

そんな想いを持って、漫画『アンダーカレント』の実写化を強く望んだのかも知れないなと、今泉監督のコメントから感じました。

そして、原作者の豊田徹也さんは、作品を観てくれる人はもちろんのこと、登場する人物たちにまで気を配る、優しい心の持ち主。
今泉監督の想いも真摯に受け取ったに違いありません。

原作となった漫画も映画も、「誰かが誰かのことを想う気持ち」で溢れた作品なのだと、筆者は感じました。

作品を見た後に残る「どこかスッキリとした清涼感」とか、「前向きに物事を捉えていけそうな感じ」は、作品から『優しさ』をいっぱいもらったからこそ、感じられること。

作品に登場する人々、作品の制作に関わった多くの人々、たくさんの人の『想う気持ち』が、「世の中、まだまだ捨てたものじゃないんだな」と感じさせてくれる。
今泉監督の思い描いた『それが存在することで誰かが救われる作品』にきちんとなっているなと、感じるのでした。

\じぶんならどう感じるか確かめに/

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【まとめ】映画『アンダーカレント』の原作漫画は人の心にそっと染み入る優しい物語だった

映画『アンダーカレント』の原作は、豊田徹也さんの同名漫画『アンダーカレント』でした。

人の奥底に眠る「アンダーカレント」の存在に触れた本作。

人付き合いに少し疲れを感じている方。
人間関係に悩みを抱えている方。
繰り返しのような毎日に、嫌気を感じている方。

そんな方々に、特に手にとっていただきたい一冊です。

静かに紡がれる物語を読み進める内に、カチカチになっていた心がじんわり溶けていく感覚を味わえることでしょう。

漫画『アンダーカレント』は、電子書籍化もされています。
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ぱんねこ

長い夜のお供に・・・!

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